結局、謎ばかり残る

カルト教団に拉致された救急隊員たちの恐怖を描いている。

かなり低予算らしく、主だった場面は全て教団施設内。チープで、全体的に画面が暗い。陰鬱な雰囲気で、スリラーとして感じは良い。

自分自身、宗教とか嫌いなので、こういったカルトそのものに嫌悪感を抱いてしまう質なんですけど、主人公たちと教団側の会話が成り立たない、この苛立たしさは、宗教に囚われた様子をよく表現できていると思う。

だからといって映画として面白いかといったら、まあ万人受けはしないだろうなあ、と。淡々としているし、途中眠くなっちゃったし(苦笑)

カルト教団が言うには、どうやら「ある公式」の発見によって、人類が近いうちに絶滅するらしく、その救済として選ばれた人間(=教団の人びと)が新世界の存在へと生まれ変わる「移行」を行うらしい。

そのさいに、主人公たちにも「公式」を理解し、教団の教えを信じて欲しい、でないと失敗してしまうというわけ。

勝手に連れてきておいて何を言っているんだと思うんだけど、救急隊員の一人は、まんまと色仕掛(笑)で信者になってしまう。一日もたっていないのに!

で、残ったほうが、何とか脱出しようとしていると、ついに集団自殺が行われて・・・・・

うーん、結局、謎ばかり残る。

一度死んだはずの女性がピンピンしていたり(かと思えば娘を放ったらかしにして集団自殺時も置いてけぼり状態にされたりしている)、主人公たちの誰も知らないはずの事実を教団が知っていたり。

やはり、量子力学を応用してという「公式」のおかげで、この世の万物の全てが分かっていたってことなのだろうか??

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