サイレントヒル:リベレーション

どうしても今作は見劣りしてしまう

『サイレントヒル』の正統派続編なので、前作を見てからだいぶ経っているから覚えているか不安だったけど、前回のシークエンスも織り交ぜながら進んでいく安心設定。これで初めてな方も話がわかるにはわかるけど、前作を見ることを強くお勧めます。

というのも、前作のハリウッドらしからぬ、ダークな世界観と、哀しみと狂気が交差した愛憎劇を知っている身としては、どうしても今作は見劣りしてしまう。

ゲームのほうをしていないので、そのあたりの比較はできないが、ある程度、町の出来事や、秘密が露になった状態なので驚きが希薄なのは仕方ないけど、後半になると突然、エイリアンVSプレデターみたいな状況になるのは腰が砕けた。中盤まで良かっただけに、なんとかならないもんなのかなぁ。現実と夢の境がわからず、現実を積み重ねると夢になるっていう格言(なのか?)をマルコム・マクダウェルが劇中で言うんだけど、ラストに至ってはスーパーバトルになって、一気にモンスタートーナメントみたいになってしまったのが残念でならない。

前回もそうだったけど、善と悪って構図じゃなくって、グレーとグレーの構図のほうがオカルトチックで面白いのに、って思った。

三角様が味方とか・・・。

それでも数ある続編もので、なおかつゲーム原作に焦点を当てると、世界観など良いところを引き継いでおり、唯一の成功作といってもいいほど楽しめたのも確か。まだまだ続編がありそうなのは不安でたまらないが。

レビュー投稿