スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション

過去最多の殺人

のっけから胸を鷲掴みにされるプロローグで始まり、出だしは快調、どころかすでに満足してしまうほど。スクリームだけではなくホラー映画ファンにはたまらない滑り出しだろう。

相変わらずホラー映画マニアをニヤリとさせる台詞のオンパレードで、護衛に付いた警官2人が、見回りに行ったやつは殺される、でも最近のホラー映画は待っているヤツも目玉をえぐられて殺される、というやりとりには腹を抱えて笑った。見回りに行こうとしている同僚に、気をつけてな…とは言わないほうがいいんだっけ、とか言うことの芸がいちいち細かい。

設定が過去ありきな感じではないので、スクリームの過去の作品を見ていなくてもホラー映画が好きな人なら(というか好きじゃない人はこんなの見ないか)誰もが楽しめるようになっている。

紹介のない人はお断りどす〜、といちげんさんお断りの京都の料亭みたいではなく、安くて旨いがモットーの夫婦と娘の女子高生が切り盛りしている大衆食堂のように活気に満ちて気軽に立ち寄れるような仕上がり。代金はいらないから下腹部をざっくりさせてちょうだいね〜と肝っ玉かあちゃんにばったばったと料理されていく人間が目に浮かぶ。

過去最多の殺人なのでそれだけ見せ場も多いし、スクリームといえば、といった定番の二転三転するスピーディーな展開、そして最後の最後まで楽しませてくれる構成。ウェス・クレイヴンは観客が求めていることをよくわかっていて出し惜しみせず全てを快活に見せてくれる。

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