こんなホラー映画に巡り会うことはそうそうない

前半は登山の危うさにスポットを当てたシチュエーションパニックなんだけど、後半からは山に住む異常な人間による猟奇殺人ものに様変わりする。ここが見る人によっては好き嫌いがはっきり別れるところではあると思うのだけど、その猟奇殺人者がレザーフェイスやジェイソンみたいな見るからに怪物、というのではなくて、頑張ったら勝てるんじゃね?と思えるほどに貧弱。確かに戦い方は野蛮そのもので耳を壁にこすりつけたり接近したときに絞めたり殴るだけじゃなくて噛み付いたりするので、死闘はやっぱりこうじゃなくっちゃ!とテンションは上がるけど、一番膝を打つ思いだったのが、このキャシャリンと殺し合いをしていた女が道に転がっている大きな石で殴る、よろめく相手の目玉をえぐる、という一連の行動に真のリアルを見たね。本当に命をかけた戦いするんだったら殴る蹴るっていう行為より目玉をえぐったり耳を噛みちぎったりしたほうが致命傷になるし行動力を失わせることが出来るから実践的だと思うんだよね私は。マス大山もきっと賛同してくれると思うな。

登山に来ているとは到底思えない女どもの軽装に歓喜し、男どものすったもんだが従来のホラーにはないスパイスを効かせ、最後に真の死闘を見せてくれる。こんなホラー映画に巡り会うことはそうそうないので良い体験を出来たことが喜ばしい。

それにしてもこれはフランスのホラー映画なんだけど、この国の血も凍るホラーのクオリティの高さには毎度驚かされる。

大自然の猟奇行方不明映画が好きなら観ても良し

山を登るのは

そこに山があるから登るわけで

でも山があるからと「通行止め」の山を登っちゃこんな目に遭いますよ!旦那!

前半はそんな感じの山岳スペクタクルでかなりハラハラします。

しかも単なる登山ではなくクライミングなのでスリル満点。

しかもヒロインの乳もでかいし高所で揺れるザイルと乳。

なんか両極端な見所があるのでなかなか飽きさせません。

高いとこ苦手な私もいろいろ縮み上がりまして、前半かなりの満腹ぶりでした。

しかし中盤から、おかしな方向に行きます。

なんか誰かいるよ。

罠があるよ。

引っ掛かったよ。

連れてかれたよ。

いきなりホラーの定番の展開に。

悪くないんだけど、ちょっと無理がある。

そもそもあいつは誰なの?とか。

本来クライマーが沢山来そうな風光明媚な場所であんなこと!とか(通行止め以前のあいつの生活が気になる)

最後のリアリティ醸す1文もとってつけたみたいだし(冷静になると映画本編とは無関係)

なんなんだろう。

出来が悪くないだけに非常に惜しい作品。

最初の30分の山登りシーンはかなりハラハラした。一番おもろかったのはここかもしれん…。

ま、でもクライモリやヒルズハブアイズ等の大自然での追いかけっこ映画や、ウルフクリークみたいな大自然の猟奇行方不明映画が好きなら観ても良しだね。

余談/

それにしてもヒロインの今彼のヘタレぶりにはイライラしました。

あんなヘタレ見たの久し振りです。今の女子はあんなのが好きなんですかね、嘆かわしい。

なんだかんだで面白かったんだけどね(笑)

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