今までになかった残虐描写とブラックユーモア

本作はSUSHI TYPHOONというレーベルによるもの。このレーベルは極めて残虐な描写を特徴とするのだが、恐らく今後もっとも世界で活躍するレーベルである。このレーベルの特徴は海外で製作しているという点。日本で作るとどこぞやの糞団体が残虐描写にケチをつけるので、海外で作って日本に逆輸入するという形をとっている。狙うは世界。今までになかった残虐描写とブラックユーモアを見よ!!

閑話休題、本作はそのSUSHI TYPHOONを代表する西村喜廣監督の劇場公開第二作。金を貰ったのか、一作目の東京残酷警察に比べるとかなり多くのCGを使っている。まぁ当然ながらまともな使い方はしていないのだが。さらに、ずっと特殊メイクを専門にしてきただけあって残虐メイクは流石の一言。昨今のCGで残虐性を出すスプラッタームービーとは一線を画している。やはり特殊造形のスプラッターが観ていて一番気持ちがいい。

まぁここまで読んでいただけたのなら大体わかると思うのだが、本作はなんともろくでもない映画である。かなりバカバカしい描写が非常に多くみられる。ただ、決して勘違いしてほしくないのは、これは非常に巧みな計算によって生み出されたバカバカしさなのである。適当に映画をつくったのであればこうはいかない。と言うのも、観ていて面白いのだ!バカなだけでは観客が飽きてしまうことをきちんと理解して作られている。

気持ち悪い映画はちょっと…などと言う愚かしいことは言ってこの手の映画を敬遠するなかれ。本当に勿体ないことである。

改造人間女と「感染者」達との血みどろバトル

確実に観る人を選ぶ作品です。

お父さんの脚をヒャッハーな弟(岸健太郎)と一緒に切り刻んでミンチにしてる極悪非道なおかん:リッカ(しいなえいひ)とその娘キカ(原裕美子)の壮絶な親子喧嘩。おかんの胸板に隕石落ちて助かった!と思ったら生きてたおかんに素手で心臓抉り取られた!そして隕石に付随のヒトデ型エイリアンに寄生されたおかんがばら撒いた死の灰で、北日本に人肉を食らう「感染者」が大量発生!

しかし、心臓取られても何故か生きてたキカは、政権奪取を目論む大沢法務大臣(ガダルカナル・タカ)の下で人造人間として蘇ったのだ! 

…というのが物語の始まり。

ストーリーだけでなく、特殊造形についてもホントに悪乗りしまくり。相変わらず水芸のように血飛沫は飛び散ります。

「感染者」達の造形も凄いことになってますよ。生首が大量に空から降ってくる映像も無茶苦茶シュール。斬り落された腕が何故かくっつきまくってアシュラマンみたくなったのとか、ガンダムハンマーみたいにへその緒くっついた赤ん坊振り回してるのとか、感染者の身体のパーツ組み合わせて車にしちゃってるのとか、もう頭おかしい人でないとこういうの考え付かないよねホント。クライマックスで大量の感染者が合体して巨人になってる映像は、クライヴ・バーカーの小説をちょっと思い出してしまった。その後ジャンボ機みたく変形してましたが。そして振り落とされた感染者達がまた下界で人食ってる。色々カオス過ぎだろおい!

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