ベタな展開のモンスターホラー

1980年代は多くのモンスター映画が作られました。これでもかってほどに。この時期に、いわゆるモンスター映画のベタというものが形成されたのでしょう。そしてこのクリッターもまったくもってベタな展開のモンスターホラーです。

毛玉に凶暴な顔を取り付けたような容姿のクリッター。彼らは宇宙刑務所から脱獄した凶暴なエイリアンなのです。ここは少し変わってますね。通常、宇宙からエイリアンがやってくる映画では、そのエイリアンがどこからやってきたのかはよくわかりません。しかしこの映画は宇宙刑務所からの脱獄囚というように所在がはっきりしています。

また、クリッターを追って賞金稼ぎも地球にやってくるのですが、これも特殊ですね。なぜならエイリアンの敵が人間ではなく、他のエイリアンとなるからです。まぁとは言っても、賞金稼ぎはあまり登場せず、ほとんどが人間との攻防となるわけですが。

さてこのクリッター、本作では8匹登場します。大きさはバスケットボールほどで、集団になって転がったり飛んだり麻酔針を発射したりして襲ってきます。このちっこいやつらが集団で襲ってくる感じはグレムリンを意識しているのではないでしょうか。

クリッターが襲ってくる描写はなかなか滑稽です。しかしながら結構グロテスクな描写もあり、モンスター映画マニアとしては満足出来るものになっています。さらに、コメディータッチの演出が多いので、モンスター映画を見なれていない人でも楽しめるはずです。

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