地球外生命体に魅力が感じられない

ブレアウィッチ・プロジェクトで大ヒットを飛ばしたにも関わらずその後鳴かず飛ばずのエドゥアルド・サンチェス監督の作品。

タイトル通り、地球外生命体を捕獲した男性たちが、捕獲した地球外生命体をめぐり納屋の中で困ったことになるお話。ここでミソとなるのが、捕獲した地球外生命体を殺せないという点(殺すと仲間が復習に来て地球が滅びちゃうとかなんとか)。普通のモンスターものならばモンスターを殺して一件落着なのだが、本作ではそうはいかない。途中までは捕獲してあるが故に人間有利の状況が展開される(といっても辛勝といった感じで)。しかしながら(当然のごとく)、途中で地球外生命体は拘束から逃れてしまう。主人公たちは密閉された納屋のなかで地球外生命体を殺さずにどのように対処すればいいのか・・・

ストーリーはなかなか凝っている。低予算ものとしてはちゃんと考えられているという印象を受けた。地球外生命体を捕獲するもその後どうしていいかわからないといった困惑もスムーズに展開されていく。スプラッター描写もそれなりにあり、飽きない作りがなされていた。

ただ、残念なことに地球外生命体に魅力が感じられない。ルックスはかなりベタ。さらに牙には未知のウイルスがあり、念動力で人を操れるといった感じで、特徴もベタベタ。

何故このご時世に、ルックスをグレイエイリアンに依拠してしまっただろうか。爪と牙があって緑色の人型宇宙人なんてもう絶滅したと思っていた。

この手の映画はモンスターがいかに魅力的かに大きく左右される部分がある。それゆえ、脚本が良かっただけに残念な結果となってしまった一作だった。

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