どうすればお金を使わずに映画をつくれるか

この映画はまず、どうすればお金を使わずに映画をつくれるか、という部分から始まったのでしょう。

なにしろ、ほとんどの舞台となるのは山奥の汚い公衆便所です。他に登場するのはキャンピングカーなどの車数台と、安い賃金で雇われた物好きな役者達だけです。

冒頭に登場するのは、魅力的とは言い難い中身の薄そうな若い男と、「アスホール!」「ファック!」ばかり言うビッチのカップルです。

普通のホラーだと、冒頭5分くらいで首がすっ飛んだりして絶滅するような種類のカップルなんですが、驚くことにこれが主役です。まあ活躍するのはほとんどビッチの方ですが。

話としては、車でブラッと出かけたカップルが途中でション便やセックスをしながら旅を続けていると、途中で寄った大変に汚い公衆便所で男の方が車と共に失踪。困ったビッチがション便をしたり盗んだ酒を飲んだりしていると、車に乗ったままなかなか降りてこないタイプの人殺しに酷い目に遭うというものです。

あからさまに「激突!」を意識した顔をなかなか見せない人殺しは、地味ながら非情なド変態で、数少ない登場人物を血祭りにします。

拷問したり、便所に火を放ったり、指を食いちぎったりします。かなり痛い描写が多いので、苦手な人は注意してください。

車で何度も人を轢いたりするので、危険運転致死罪の適用は可能かと思われます。

あと、途中で唐突に登場する変人一家がいい味を出していました。もっと重要なキャラかと思ったら、本筋には全然絡んできませんでしたが。

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