スリリングで楽しめる映画

インターネットを利用した公開殺人ショーと、それを捜査するダイアン・レインを描いた画です。

この殺人ショーの肝は、参加型だというところです。

殺人サイトを覗く人が増えれば増えるほど、死に近づく仕掛けがしてあるわけです。

この部分が映画の一番のアイデアなんですが、残念ながらその他の部分はいかにもハリウッド製といった作りで、斬新な部分はありませんでした。

案の定ダイアン・レインがピンチになるのですが、なんでハンクスの息子が彼女を襲うのかもよく分かりません。

主人公だから、と言えばそれまでですが。

そういえば、何一つ面白いことが無いのに突然笑い出す陽気な性格で有名な漫画家、蛭子能収先生が以前「その男、凶暴につき」の感想で「映画にならなければ誰も死なずにすんだのに」と言っていました。

確かに映画の主人公にさえならなければダイアン・レインもあんな酷い目に遭うことはなかったでしょう。

映画のクライマックスを盛り上げるため、一生懸命頑張りました!

そんな頑張りもあってか、斬新さはないまでも、それなりにスリリングで楽しめる映画になっていると思います。

殺人ショーの部分は「ソウ」の影響もあってか、なかなか残酷でした。

殺人サイトを覗き、人の死を楽しむ現代の人間こそが最も恐ろしいのだ、というメッセージを感じますが、個人的にはそんなもんだろうと思います。

昔から人間は好事家ですからね。

ネットが無かっただけで、いつの時代の人間もそういった如何わしいものに興味を持っていたと思います。

とはいえ、本物の人の死を見るというのは、実際は本当に嫌な気分になるものです。

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