スピーシーズXXX 寄生獣の甘い罠

昔の低予算ホラーっぽくて面白かった

この映画には2つの詐称行為があります。

1つは「スピーシーズ」本シリーズとはまったくなんの関係も無いことです。これはスピーシーズX、ダブルX共にそうなので、今回から始まったことではありません。

問題の2つ目は、前2作ともまったく違う映画であることです。前2作は一応話が繋がっていたので、これもその続きなのかと思ったら、原題からしてまったく違いました。(キャンディ・ストリッパーというしょうもないタイトル…。)

自分の映画が異国の地で勝手に他の映画の続編として売られているのは、いったいどんな気持ちなんでしょうか。出来損ないながらもそれなりに丹精こめて作ったはずの作品が、既にバッタものとして売られているシリーズのパート3になってしまう…。

しかし、心配はご無用です。この映画を作った人間も出演者も、おそらくそんなことを気にするようなデリケートさは微塵も無いでしょう。そもそもこの作品にどれだけの愛情が注がれているのは、見た人ならすぐに分かるはずです。

お色気部分に関してはまずまずですが、それ以外の部分は自主制作映画レベルのチープさです。エイリアンの姿なんてラストの一瞬にチラッと映るだけですし、唐突のスプラッター場面も「適当にバラまいた」だけな感じです。

ただ、そんな投げやり感が逆に昔の低予算ホラーっぽくて面白かったです。こういうものと分かって見る人にはそれなりの満足感を与える内容でしょう。最後まで飽きずに楽しめました。

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