最終的にはちゃんと見せ場がある

井上晴美のボディが爆発する、サイコ・スリラーです。

かつて井上晴美をレイプした男たち3人が、何故か1人ずつ「晴美の部屋」に訪れては殺され、冷蔵庫に保存されていくお話です。

石井隆監督の映画の中でも特に低予算で作られたようで、ほとんどマンションの1室の中だけで展開されます。

最初に登場するのは、北村一輝演じる究極のクズ男です。

もちろん3人全員揃ってクズなんですが、彼のクズぶりは筋金入り。

通常の映画であれば2〜3分で盛大にブチ殺されて画面から消えるタイプですが、この映画ではなかなか死にません。

1人目のクズが死ぬと、間髪入れず2人目のクズ、鶴見辰吾の登場です。

ジャッキー・チェンは「飲めば飲むほど強くなる」酔拳で活躍しましたが、鶴見は「飲めば飲むほど性格が悪くなる」という、大量生産型のクズです。

そうは言ってもただの酔っ払いですから、呆気なく殺されてしまいます。

そして、3人目の竹中直人の登場です。

彼はどんな作品に出ても本人役としか思えないふざけた演技ばかりです。

まあ、常にそういうのを期待されているみたいなので仕方ないかもしれませんが。

この映画でも、「他の2人とは違うぜ!」とか言うくせに、実際はテレビゲームをしながらふざけていただけで、呆気なく殺されます。

3人が全部殺された後も「もうちょっとだけ」話が続きますが、この後の展開がなかなか面白かったです。

石井隆監督の映画は、最初は「ん!?」と思わされても、最終的にはちゃんと見せ場を作ってくれるものが多いので安心できます。

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