何も考えずに観る映画

スティーヴン・キオド、1987年の作品。

この映画は、夜中テレビを付けたらたまたまやってたから最後まで観ちゃったみたいな出会い方が一番良いと思う。布団に入って何も考えずに観る映画。地球外生命体にも関わらず、地球に存在しているピエロやアイス等が宇宙人のモチーフとしてあるのは強引ですが、その強引さを押し通してまでピエロ設定で行かんとするネタが、これはまあ見事にまるでないのが泣ける。

発想の仕方も多分、「サーカス小屋って面白い形だなあ、あれが宇宙船だったら面白いなあ、ピエロが宇宙人だったりして、面白いなあ、ウヘヘ、ウヘヘヘ」みたいな事に違いは無く、宇宙人ピエロが襲ってきたらという映画でしかないのがとにかく残念。

いやまあ最悪それで良いんです。ただ、いくらなんでもアイディアがなさすぎる。ピエロも一体一体御丁寧に見た目が違うんですけど、やる事はみんな一緒ですからね。見た目に個性があっても中身に個性がまるでない。

敢えて可愛げのあるデザインにしていたピエロも、もっと現実味のあるデザインになっていて、ラストももっと大人用にしていれば、十分なホラー映画になっていたと思います。

女の部屋でのピエロとの攻防、あんな面白くしなければいけないシーンを、何のアイディアもなくさらりと終わらせる。元気がなさすぎる。もっとモラルを捨てて欲しかった。ブラックコメディを舐めているとしか思えない。この監督には『ブレインデッド』と『グレムリン1、2』と『マーズアタック!』を100回観て欲しいです。

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