雰囲気はある

雰囲気はあるんじゃないですかね、いい具合に画面がぼやけていて、こういう映画撮るには適しているんじゃないでしょうか。

1932年だからですかね、ナレーションをつけたくないのか技術がないのか分かりませんが、主人公の心の声が無声映画の台詞みたいに文字で表現されるんです、おかげでテンポ乱れまくりでした。

まあ心の声程度なら全然いいんです、ただ当時まだ吸血鬼がメジャーではなかったのか、中盤あたりで吸血鬼の説明が永遠入るんですよ、ここはさすがにテンポ乱れまくりでした、全然関係ない吸血鬼の過去の話までしだしますから。

あと物語がさっぱりですね、主人公がいつの間にか霊になっていてきっかけが全くわかりませんでした。ちょっと話の展開についていけなくて、誰が誰だかなんでそんな展開になったのかとかイマイチ掴めなかったです。

普通に長編映画なんですけど、なんか全然内容ないんですよね、雰囲気だけです、中編ぐらいで良いと思います。確かに影の使い方などはおもしろいなとは思ったけれど、物語性よりも寧ろ幻想的な方向性を持った映画なのかなと思いました。

音楽もやたら使っていて、ずっと重苦しい音楽が流れているんですけど、なんか自信のなさの現れというか、”アメリカン・グラフィティ”並に音楽が鳴り止まないんですよ、正直違和感を感じましたね。

最後の画なんて主人公が霊じゃなかったら凄い良い画だと思うんですけどねえ、基本的にカメラワークは良いと思いました。

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