ヒロインが二人とも可愛くない

「超怖ぇ!!」
ほとんどのホラーでは怖いと感じない私なのですが、やばかったですもん。
何か、いちいち怖かったんですよ。
要所要所で怖いのを散りばめてきてるんです。
途中で時計見たら一時間しか経ってなくて、「まだこの恐怖が一時間続くのかぁ!!」と懊悩したくらい怖かったです。
なんででしょう。
これまでと同じ、白塗りアイライン馬鹿塗りのメイクなのは変わらないはずなのに。
このタイミングでこう来るだろうってのは大抵予想つくのに。
その予想通りの出来事の後に、ちょっと残って映る画面が結構ツボをついてきて怖かったんです。
3つのストーリー(時間軸もバラバラ)がそれぞれ独自に進んでいって、最後に向かって一つに収束していくというのも良くできていましたし、呪いの部分も分かりやすくなっていて、シナリオもしっかりしていたように感じます。
イタコの母ちゃんが英語を話せるとは到底思えないし、友達の携帯電話の番号を暗記していることは不可能だろうと思われるなどツッコミどころ満載だが、それを多めに見ても怖かったです。
なぜこの映画は悪評されるのでしょう。
他の『呪怨』シリーズも嫌いで、これもつまらないというのなら納得いくんです。
合わないんだなってことですから。
でも、これまでのシリーズが好きで、これが「怖くない!」という方も多くいらっしゃるみたいなのです。
つくづく己の恐怖観念がわからなくなりました。
しかし、ヒロインが二人とも可愛くないというのは残念だった。

特徴が薄まってしまっています

清水崇監督の人気ホラーシリーズ「呪怨」のハリウッド版の第2作目です。

「呪怨」にはオリジナルビデオ版で2作、劇場版で2作、ハリウッド版で2作あり、通算すると第6作目とも言えます。ただし、ハリウッド版はこれまでの作品のリメイクともいえる内容であり、他とは若干違う設定です。

そして、この「パンデミック」はハリウッド版の続編となっていますが、今回はリメイクではなくオリジナルのストーリーです。かなりややこしいですが…。

とはいえ、内容はだいたいどれも一緒で、母子の幽霊が力を合わせてたくさんの人々散々びっくりさせたあげく、皆殺しにしてしまうというものです。

母親の姿が「リング」の貞子そっくりのため、パクリとか二番煎じとか言われそうなところですが、そこは子持ち女の強み、テレビから這い出るという1発芸くらいしかない貞子に比べると終始画面に出ずっぱりで、階段を這って下ったり、天井に張り付いたり、赤ちゃんの代わりに生まれたりと大活躍です。

もともと、「呪怨」の面白さは全体のストーリーよりもそれぞれの趣向を凝らした恐怖シーンにこそあると思います。だから時系列をバラバラにし、視点を1人に定めず、説明を極力排して、テンポよく怖いシーンを見られる作りになっていました。

ただ、ハリウッド版ではそういった特徴は薄まってしまっています。無理にストーリー性を高めようとして、過去にも触れたりしています。ただひたすら強く呪う気持ちがあり、そこに触れたものは誰もがみんな死んでしまう、という当初の設定こそが怖かったと思うのですが。

メジャーになりすぎてしまった

監督がとても本家と同じとは思えないほどの出来の悪さで正直驚きです。推測ですがハリウッドのやり方に折れまくったんじゃないでしょうか。

センスというか着眼点も全然違いますよね、本当に同じ人が作ったんでしょうか。

例えば一作目では風呂で頭を洗っている時に自分の手の他にもう一つの手があるシーンがあって、このシーンは心霊系のテレビ番組を見た後に風呂に入るのがなんかいつもより怖くなってしまうあの感じを効果的に使ったシーンでなかなか良かったと思うんですけど、今回は頭を洗ったら大量の髪の毛が抜け落ちるという完全に怖さの意味合いが違うものになっていて残念でした。

布団の中から出てくるくだりも、今回はラブホテルですからね、なんか伽?子らしくないというかイメージが壊れるんですよね、人を殺すタイミングがもはやジェイソンと同じです。

もっと今までみたいに淡々とした印象で撮って欲しかったんですけど、今回は映像を加工しすぎなんですよ、カメラも変に伽?子が出て来た感を出す撮り方をしていて、その人工的な感じが怖さを半減させるというのを知って欲しいです。

僕がこの”呪怨”を初めて観た時はまだビデオ版しか出ておらず、予備知識も知名度もない、そのインディーズ感にいけないものを見てしまった感じがして、なんとも気持ち悪かったんですが、今回はハリウッド版ですからね、客の目を意識して作ってしまってるのは明らかで、あの独特のインディーズの感の怖さを超える事はできません、完全にメジャーになりすぎてしまいました。

3つのストーリーが並行して進む構成

『呪怨シリーズ』のハリウッド・リメイク第二弾です。

まぁ、リメイクというよりも完全なオリジナルストーリーみたいですけどね。

今回の作品でも、清水崇が日米を舞台として、あのアジア系ホラーの鳥肌の立つような雰囲気、背筋が凍るような恐怖をそのまま持ち込んでくれてますよ。

今回は、一つのテーマとして「カヤコの出生を探る」ってのがあります。

つまり、この作品でカヤコの秘密が少しだけ明かされることになるわけですね。

前作と同様に、時系列を組み替えて3つのストーリーが並行して進む構成になってます。

この点は、前回よりもスムーズに話しの受け渡しができていたと思いましたね。

でも、演出に関しては・・・「カヤコ」の露出が多すぎです!

暗闇にひっそりと現れて・・・という部分で脅かしつつ、姿は現さないっていう演出が少なかったかなぁ。「トシオ」ぐらいの露出でよかったと思いますよ。

エディソン・チャンの登場は、ちょっと嬉しかったけど・・・まったく活躍してねぇ〜。

一番ダメなのは、山奥に住んでいるイタコのおばあさん(カヤコの母親)が英語ペラペラって演出は・・・最悪じゃないですか?自分はシラケちゃいましたね。

とは言うものの、この『呪怨』って作品には逃げ道が存在しないという怖さがありますよね・・・呪われたら、もぅおしまい。あまりにも理不尽すぎて、ストーリー的な面白味は欠けてしまいますけど、怖さは倍増です。

でも、今回の作品での呪った相手を媒介として、その周囲の人間にも魔の手を伸ばす・・・ってのはヤリスギじゃないかなぁ!

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