エポック・メイキングな作品

ゾンビが大量発生し、生き残った登場人物がショッピングモールに篭城する流れはリメイクと同様なのですが、オリジナル版でメインとなるのは元SWAT隊員のピーター(ケン・フォリー)。ヒロインのフラン(ゲイラン・ロス)もラストまで生き残りますが、リメイク版のアナ(サラ・ポーリー)ほど仕事はしない。しかしケン・フォリーって顔の作りが竹中直人に似てるな〜。

ショッピングモールを襲撃しにくるヒャッハー達の中にさりげなくいるのが本作でも特殊メイクを担当したトム・サヴィーニ。この人はどんな映画に出てても一発で気づく謎のオーラがありますね。

リメイク版はゾンビの頭を如何に上手に撃ち抜くか、というFPSゲームのような作りになっていて、あまり人肉食の描写が無かったのがちょっと不満でした。オリジナル版の方がより内臓でろでろのウェットな仕上がりになってて、こっちの方がやっぱり好み。34年前の作品だしVFXの古さは致し方無いのですが、オリジナル版の方がより生々しさを感じるのは何故なんだろうな。

思えば元々ヴードゥーのモンスターだった「ゾンビ」。これに㈰緩慢な動きだけど圧倒的数量で襲ってくる、(1)人肉を喰らう、(2)倒すには頭部を破壊しなければならない、というローカルルールを確立させたのがこの作品なんですよね。勿論これだけゾンビ映画作られると様々な亜種も存在するのですが、大半の作品がこのルールを踏襲してる、という意味において本作はエポック・メイキングな作品なわけです。

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