怪物化する旦那

閑静な住宅街で暮らすとある夫婦。しかし最近の奥さん(森田亜紀)の悩みは、旦那(相澤一成)が夜中に突然発作でどでかい奇声を挙げまくること。周りの目もちょっと気になるじゃないですか。これが旦那の友人の医者に頼んでみてもなかなか改善しない。

そして遂に夫の身体にも変調が!なんか腕が気持ち悪い感じに変異してる!何なのこれ。なんか旦那さん意味不明の言葉喚き散らしてるし。

旦那の友人によるとこの彼が発した言葉、それは「世界の総意」といった内容のものであるらしい。何語か解らんのにそれは解るのか。ともあれこりゃオカルトの守備範囲だな。ってことで霊媒師を呼んでみた。しかしこれも全く効き目なし。しかも逃げるように帰っていった霊媒師を追いかけた旦那さん、こともあろうにこの人殺して食べちゃってた!家に押しかけてきた旦那の友人の医者も殺して食べちゃった!そして夫の変異は全身に及んでいきます。

ほとほと困り気味の奥さんですがとりあえず旦那の食料は調達しなくちゃ。ってことで夜な夜な男をテレクラで自宅に引き込んでぬっ殺していくというとんでもない流れに。

人間の身体に変調が訪れ、普通サイズの怪人になっちゃう流れは塚本晋也監督の『鉄男』辺りを連想するのですが、実はこの後旦那さん、「普通サイズの怪人」の範疇すら飛び越えてしまいます。むしろ『AKIRA』の鉄男くんだったのか。ともあれクライマックスは全く予想もつかなかった流れでした。自主映画でここまで度肝を抜かれるとは思いもしなかったな。

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