今でも全く古さを感じさせない

公開されたのが1963年。もう50年以上前の映画なのか。今でも全く古さを感じさせない見事なクオリティですね。

豪華なヨットで海に繰り出した7人の若い男女。しかし洋上で激しい嵐に遭い彼らは無人島に流れ着きます。やっと見つけた難破船にも生存者は無し。この難破船の中にあった日誌には、どうやら島に生えてるキノコを食べるとなんかヤバい!ってことが書かれてる。

やがて食料も底をつき、7人の男女のエゴが徐々に剥き出しに。時を同じくして島の密林の奥底からやってくるのは不気味なキノコ人間!そう、島のキノコを食べた人間はキノコ人間「マタンゴ」になってしまうのです。

極限の飢餓状況で、彼らは一人、また一人とこのキノコを口にしてしまいます。唯一生き残り生還した男も実は・・・

この映画もゾンビ映画と一緒で、極限状況においては早めにモンスターの仲間入りした方がハッピーだよ!という流れがもう子供向けじゃない。数少ない食料や女性を争う浅ましい人間の姿も容赦なく描いてきます。汚い大人汚い。

この頃の東宝映画のホラークイーンだった水野久美のエロさも、全く子供向けじゃないですよ。ラストでキノコ食いつつ怪しげに微笑む彼女の表情なんて、キノコ食わなきゃ損!って気持ちにならずにいられない。

DVD特典のオーディオ・コメンタリーは主人公村井を演じた久保明さんをゲストに迎えてて、撮影当時の興味深いエピソードが満載。これも併せて是非お楽しみください。

ということで、この映画も間違いなく語りだしたら止まらない一本。

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