ランド・オブ・ザ・デッド

かなり盛りだくさんの内容

100分に満たない尺ですがかなり盛りだくさんの内容で、さすがベテランゾンビ映画監督は違うな!と唸らされる一本です。

面白いのはゾンビの進化の過程。基本ゾンビは頭が弱くて、花火打ち上げたらそっちに気を取られちゃう。しかし中に一人自我に目覚めたゾンビ、ビッグ・ダディ(ユージン・クラーク)が登場。彼の行動をなぞった他のゾンビも川を渡り、道具を手にし、やがて目くらましの花火を気にすることもなく人間を襲うようになるのです。この辺の描写はゾンビへの愛情に溢れるロメロ監督ならでは、という気がしますね。その愛情表現はゾンビや襲われる人間の肉体破壊描写にも如実に現れてます。ゾンビ達の様々なコスも、彼らの死亡時のドラマを想像したりして楽しめるんだよな。ガソリンスタンドのツナギとか肉屋の前掛けはいいんだけど、チアガールとか野球のユニフォーム着てるのは「どういう状況で死んでんだよ!」と思わずにはいられない。

全く予備知識なしでこの作品を手に取ったのですが、カウフマン役のデニス・ホッパーにまず「うおおっ!」と感激。ゾンビ化したチョロともどもビッグ・ダディに火をかけられて木っ端ミジンコになってましたが。

ダリオ・アルジェントの愛娘アーシアさんはナイスバディになりましたな。しかし元軍人の売春婦っていう設定はどうなん。

そして密かにカメオ出演してる大物も。見世物小屋で一緒に記念撮影で写ってくれる二体のゾンビ、実はサイモン・ペッグとエドガー・ライトなのね。

・・・そんな感じで、これは何度観ても楽しめる良質のゾンビ映画だと思います。

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