ファイナル・デスティネーション

死のピタゴラ・スイッチの1作目

あらすじ:

パリへ修学旅行に向かう高校生のアレックス・ブラウニングは、飛行機が大爆発するリアルな夢を見て騒ぎを起こし、離陸前に飛行機を降ろされてしまう。

巻き添えをくった友人や教師らを残して離陸した飛行機はアレックスの夢のとおり空中で爆発、運良く生き残ったかに思われた彼らにも再び死の恐怖が。

友人達が次々と死に見舞われる中、その法則性に気づいたアレックスたちは運命に逆らおうとする。

感想:

有名なホラー映画ですが、久しぶりに見てみました。この作品は、何作も出ております。作品も回を重ねるごとにどんどん陳腐になっていて序盤とラストの展開がいつも同じなので最期は惰性でみていましたが、さすがの第1作目ですおもしろい(笑)決められた死が回避しようとも必ず追いかけてくるという見事な設定でその醍醐味を新鮮に見せている。たいていのホラーではその死に方のバリエーションを増やすため強引な偶然を重ねるが、今作はそれを逆手に取って偶然を必然に転化している。まあ、それが毎回同じパターンで6作以上もでてるのであきますが、これは1作目なので大目に見ます。しかし、飛行機事故からの逃れられない死、正体不明の何かが死のリストでもあるかのように順番に事故を逃れた人を殺していくという設定は何度見ても面白いですね。そのシーンもああ回避したのかと思わせておいて、さらに追い打ちで殺される。みていてハラハラドキドキしますね。個人的に一番の見どころは、ラストの看板の落下を回避しての「飛び越えた」「次は?」看板が向かってきて死亡の一連の流れが笑えてきます。機会があれば、続きもまた観なおしたいと思える。モダン・ホラー作品です。

運命には逆らえない恐怖が怖い

ファイナル・デスティネーションは元々はXファイルの一エピソードとして考えられていたものを映画向けに作り変えたものらしいです。

モンスターや殺人鬼に襲われるといった目に見える恐怖ではなく、死の運命という目の見えない恐怖がコンセプトな作品であるため、どう立ち向かっていくのかすごくワクワクしました。

主人公のアレックスが乗っていた飛行が爆発してしまうというリアルな夢を見たことから物語が始まるのですが、アレックスの騒ぎによって、何人かが飛行機を降りてしまうことになります。その後アレックスが見た夢どおりに飛行機が爆発してしまい、飛行機から降りた人たちは命が助かって良かったとほっとしたのも束の間、死ぬ運命にあるものは何があろうと結局死ぬのだという、ある意味ホラー映画なんかよりよっぽど恐ろしいストーリーです。

爆発の生存者が次々と不慮の事故で死んでいくシーンは、せっかく生き残ったのに何と無念なと映画だと分かっていながらも思わず同情してしまったほどです。

アレックスを含めた七人は飛行機事故で本来は死ぬはずであり、生き残ったことを修正するかのように七人達に次々と死の恐怖が襲い掛かってきます。

出来ることは襲い掛かる死から何とか逃れることのみ、でも何せ相手は運命であり、目に見える怪物や対処のしようがある幽霊などではありません。予防策も取ることが出来ないその理不尽な恐怖に太刀打ちできる手段はあるのだろうかと思ったものです。

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