1983年製作で、大ヒット

1983年製作で、大ヒットした『13日の金曜日』(1980)の設定をある程度踏襲しながら、全体にみなぎる手作り感と、様々なカメラ手法のテクニックが、奇妙なバランスを保っている、自主映画ホラーとでも言うべき作品である。この映画には、と言うか、サム・ライミのものは全部そうなのだが、ホラー特有の悪意が余り感じられず、主人公も純朴で、化け物を殺すのに積極的でなく、怨霊もどこかユーモラスで子供っぽい。要するに、この手のホラーの定番的テーマであるところの、若者の性道徳を戒める(あるいは肯定する(『鮮血の美学』))と言った基本線が欠落しているのであるが、それが一つの個性になっているわけだ。なにしろ、最初に襲われるのは、性的なパートナーがいない女性だからである。
化け物の地を這う視点ショットや、地下室での回転パンの使用、さらに目のクローズアップなど、『ノスフェラトゥ』を意識したと思しきカメラ手法が目白押しで、余り効果的でない中途半端な音楽を含めて、サイレント映画のようであった。そうした手法を、単に真似をしようと言うのみならず、自らのものにしている点において、これは並々ならぬ才能だろう。
それにしても、もっとも基本的な設定である、一軒家で呪いの本が出て来る点などを鑑みると、『呪怨』などは、これのある種のリメイクだったことが分かるし、そのハリウッド版を、サム・ライミが製作することになるのだから、それはそれで何か感動的な巡り会わせではあるのだろう。また、ここでチェーンソーを持った青年が、呪いにかかったかつての恋人を解体しようとして葛藤し、躊躇する所など、『スパイダーマン』を思わせ、単なるホラーを撮っているわけではないことが分かる。その意味では、映画に必要な最低限の要素を、短い長さでも、確実に備えている映画なのである。

やっぱり凄い才能

ストーリーは、

〜若者五人で山小屋に泊まってたら、死ぬほど怖い目にあって、四人死んじゃいました 終わり〜

こんだけ。

これだけの話を、90分繋いでるんだから、やっぱり凄い才能です。

特殊メイクも血糊は多めだけど、当時の基準からしても安い方だし。

久しぶりに見ると、当たり前だけど、アッシュ若いな〜。

このただ巻きこまれただけの、顔の濃ゆい男が、最後は勇者になるんだから、人の運命は分かんないモンです。

劇中、チェーンソーを使いそうで使わなかったですが、これは予算の都合だと思われます。

予算が増えたら、使いまくってたんで。

お色気も木に犯されそうになる素敵なシーンで大満足。

シェイキー・カムで追っかけるのも興奮度大でしょう!

…ただ、残念なのが、作品の内容じゃなくて、J.V.Dから出たDVDの内容。

画質、音質が悪くて、昔、レンタルビデオで見た時とちっとも変わらない。

おまけに目ン玉潰すシーン、カットしてやがるし。

このメーカーのDVD再生したら、いっつも最初に鼻声の女が。

「このDVDは〜」

って注意文を読み上げるのも気にいらない。

わけのわからん安い映画の予告編集が入ってんのもムカつくし。

10年くらい前は、DVDソフトが続々発売されるか分からんかったから(今でも発売されてないソフト、山ほどあるし)、発売されたら買ってたけど、後で画質向上しましたって言われても、頻繁に買い換え出来ませんヨ!

最初から気合い入れて商品作ってくださいよ!

結局、これも買い換えしないといけない。

カメラワークがとても格好良い

格安で購入した別荘の山小屋に行った男女5人。

男2人は主人公アッシュ、リーダー格のスコット。

女3人はシェリル(アッシュの姉)、リンダ(アッシュの恋人)、シェリー(スコットの恋人)。

地下室で見つけた、死霊を甦らせる呪文が収録されているテープを再生してしまう。

目を覚ました森の死霊たちはまずシェリルにとり憑き、次々と彼らを襲い始める・・・という流れ。

開始早々、カメラワークがとても格好良い!あれは死霊目線なのかしら。

まず山小屋についたときから不気味な雰囲気。廃墟大好きな私からすると、別荘の外観にかなりドキドキした。

得体の知れない地下室に1人で侵入は恐ろしすぎて無理だけれども!

時計や窓、鏡やプラグ…どの家にもあるものから感じさせられる恐怖も良い。

この映画を元にしたお化け屋敷が存在すれば良いのに!

静かなシーンも多く、不安な気持ちが掻き立てられた。映像は多少荒い方が良い。

あまり心霊ものは見ないが、死霊が不滅だったら死者でぎゅうぎゅうだよな、と毎回思う。

シェリルがおびき寄せられて山で木々に襲われるシーンでは、つるが巻きついて服を裂かれるんだがもう…何この特殊プレイゾーン。エロすぎる。

悪霊がとり憑くタイミングがいまいち分からなかったので、次に誰が変貌するのか分からないところが怖かった。

ところで、何でみんなやられると牛乳噴出すの?

ジャンルがスプラッタなのでグロいと聞いていたけれど特にそんなことはなく、最期のシーンのクレイアニメっぽいところなんてなんだか可愛くて見入ってしまった。

何だかんだで力が入っていたらしく、終わる頃には自分も主人公と共に満身創痍でした。

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