お決まりのお話です。

ダルいぐらい、お決まりのお話です。
いわくありげな家に引っ越してきた家族が怪現象に遭い犬が死んだり、子供が夜歩いたり独り言を言ったり、奥さんの精神が病んだり(それって怪現象?うちの家でも全部起こってるけど・・・という方もいるかもしれませんが、映画内ではちゃんと怪現象らしく描かれています。
お宅の家庭問題についてはラジオテレフォン人生相談等に頼られてみては?)と大変な状況に。
そこで、怪現象マスターに依頼すると、奥さんが憑かれたりして大暴れし、遂に悪魔祓い対決へと・・・というテンプレ通りの内容なのです。
もう、これ聞いただけで「間に合ってます。」と玄関の戸をかたく閉めたくなるのは分かります。
大体、最近同じような設定の映画観て(ポゼッションとかフッテージとか)、そんなに面白くなかったのもあって、始まってすぐに、またこれ?悪魔がどうしたとかいうの?勘弁してほしい・・・と思っていたのですが、良い評判を聞いていたし、監督もジェームズ・ワンなので(個人的に、まるで同じような設定のインシディアスは退屈でしたが)ともかく話だけは聞いてもみようと、最後まで観てみました。
それで、これがなんと面白かったです。
来訪者はエホバの証人ではありませんでした。
意外性はZERO。
でも、演出だけでちゃんと怖くできるんだ!という意地を感じました。
なにより、安易に死人を出して怖がらせることをしない点に感心します。
結構日本の心霊ホラー的な演出も多いのですが、さすがにうまく消化されていると思います。
昔ながらの設定を、パロディもギミックもなくストレートに全力でやって、その結果まだまだこれでも怖く出来るんだ!という成功例と言えるでしょう。
でも、これはこの設定が良いわけでは決してなく、むしろ失笑されるのを覚悟であえて挑戦してみせたのですから、今後安易に同じようなネタは出来なくなるでしょうね。

エクソシズム満載の実話ホラー

アメリカでは有名な超常現象研究科のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が体験した、「最も邪悪で恐ろしい事例」だそうだ。
つまり、どうやら「実話物」であるらしい。
と言っても事例そのものは1971年の事だし、映画そのものは作り物なのでご安心を。
ちゃちなドキュメンタリー風映画でも無い。

物語としてはよくあるホラーと言ったところだろうか。
とある家族がとある屋敷に引越したら、その屋敷が曰く付きだった、という感じである。
では他のホラー映画と何が違うか?と言われれば、エクソシズム満載というところだと思う。

もちろん、エクソシズムを取り扱った作品は多くあると思うが、
普通のホラー映画からエクソシズムに移行するのは何となく珍しいのではないかと思う。
実際、引越した家族も、元は幽霊じゃないかと思って協会に調査を依頼するのだが、
ウォーレン夫婦曰く、悪魔が居るとのことである。

そもそも原因である悪魔そのものの成り立ちからして、すでに恐ろしい。
とある女、魔女が自分の子を悪魔に捧げるために殺し、ついでに自殺するときにも土地と屋敷を呪ったそうだ。
その悪魔が、一家のお母さんに取り憑いて子を殺そうとする様は、本当に恐ろしいと感じられるし、
決して「なんとなくこうすれば怖いだろう」という投げやり感がなく、丁寧に描かれているのだ。

「エクソシズム?はぁ?」って方は、ちょっと説明不足だと感じるかもしれない。
透視能力なんかも登場するので、興醒め、っていう方もいるかも知れない。
そんなこと気にならない私にとっては、かなり良質なホラー映画でした。

テンポの良さと演出の妙

「ソウ」の監督であり、「ワイルドスピード」の次回作にも抜擢されたジェームズ・ワンが監督したオカルトホラー。

実在する心霊研究家の夫妻が主人公の実話ものです。

夫のエド役のパトリック・ウィルソンは「ウォッチメン」のナイトオウル二世役でしたが、髪型が違うからか、だいぶ細身に見えたのは気のせいでしょうか。

作品の雰囲気としては、昨今のホラー映画とは一線をがして、じわりじわりと恐怖感をあおってゆくタイプの、いわゆる日本型ホラーの様相を呈しています。

そのため、中盤までは意外と地味目。だけれども、テンポの良さと演出の妙で退屈には感じさせないのは流石です。

肝心の「怖さ」ですが、クライマックスは「エクソシスト」や「ポルターガイスト」ばりに派手に悪霊が暴れるわけですが、正直いうと冒頭のアナベル人形事件が一番怖かったですね。

夫妻の娘が襲われる時の、「闇が襲いかかって来るイメージ」も素晴らしかったですが、それほど恐ろしいホラー映画という感じは受けませんでした。このあたりの感覚は個人差が激しいかとは思いますが・・・。

ジェームズ・ワンがこだわった「見せ方」と「音」は、どちらも映画の質の向上に貢献していると思います。

恐怖の対象を極力見せない中盤までなどは、ゾンビや殺人鬼ものと違った、オカルトならではの恐怖感の煽り方だと言えるでしょう。

また、特に「音」によるショック演出は本当に冴えていて、それなりの音響システムを組んだホームシアターでなら相当の迫力が得られます。

一番!!!

この作品は今まで見て来たホラー映画の中で一番でした!実話をリアルに再現していて迫力もストーリーも満点です。最後は実際の写真が流れるのでイメージしやすいです。だんだんお話の謎が解けていくスリルがたまりません。ストーリーが進につれて明かされる悲しい過去や、愛情あふれるふたつの家族が巻き込まれていく怪奇現象に目が離せません!!!

スリルとホラーと感動あふれる作品です。

TSUTAYAの棚のホラー映画は80%みたのですがここまで入り込んだホラー映画がなかなかありません。クライマックスはハッピーエンドなのにもかかわらず、続編があるようなおわりかたで目が離せません

自分としてはぜひ、続編をみたいです。

その時は1作目より内容も、演技も、迫力もグレードアップした作品になっていると見応えがあります。

ぜひ、今まで面白いホラー映画に巡り会えなかった人やホラー映画好きには見てほしい作品です。

かなりの作品なので初心者にはオススメしないですね。見たらトラウマになると想います。でも、本当に素晴らしい映画でした。何回と見ていますが何度見ても迫力ありますし、何度見てもいいものです。日本のホラー映画よりもビックリする箇所がはるかに多く、日本のホラー映画よりもストーリーの展開やワンシーンワンシーンがテンポよく流れるので飽きないことは確かです。是非是非、たくさんの方々に見てほしい!一度は目を通してほしい!たくさん怖がってほしい作品です。

レビュー投稿