詰めが甘い

主役の女。
一生懸命女の子が語りかけているのに、アホみたいにギャーギャー騒いで鼻ピクピクさせて、呼吸荒くして何も聞く耳持たない。
人間が悪いか、人形が悪いか?結論、「おまえが悪い」!韓国映画は確かにどんどんレベルが上がっていると思うし、独特の良さも出てきているとは思うのだけど、何て言うかこう、詰めが甘い。
もう一歩で非常に高い完成度になるのに、という勿体ない作品が多すぎます。
この作品もそんな一つ。俳優陣の演技は悪くはないし、内容的にはホラーというよりも悲しい物語として見るべきだけれども、美しく出来上がっていると思います。
そう。ただ、そのホラーの部分が妙に中途半端で詰めが甘い。怖がらせたいのがミエミエの演出や、最初は勿体ぶるくせに途中からどうでも良くなったかのような大判振る舞いに、どうにも納得がいかない。
大体怖がらせの演出が、日本のそれと似すぎていて、やっぱり韓国特有の演出を生み出してもらいたい。とは言え、「リング」「呪怨」以降はハリウッドですら真似しているのだから仕方がないのだろうか。
この作品で必見は、人形の女の子。この子に感情移入すると、とにかく周りがすべて敵に見えます(笑)。ほんと、小憎らしい。この子を泣かせるなんて。
韓国の女性は映画でも、あるいは実際に現地で見てみても、やはりパワフルでコケティッシュな独特の魅力がある人がステレオタイプのように思えるけれど、こういう清楚で触れたら壊れてしまいそうな人もいるんだろうなあ、と勝手に感慨に耽る。

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