ブレア・ウィッチ・プロジェクト

気持ち悪い

一昔前にかなり話題になったドキュメンタリータッチのホラー映画です。
魔女が住むといわれるいわくつきの森をテーマに映画を撮ることになった映画学校の学生3人組みに降りかかる恐怖を描く。
全編ハンディカメラで撮られており手ブレが酷く、画質もとても不鮮明まぁそれがこの映画の演出なのだけれど、だから画面が揺れて何が起こっているのかサッパリ、正直面白くもないし結末もまったく意味不明(撮影する者がいなくなった、つまり全員殺されたという意味か)。
だけど明確なブレアで起こった事件の真相が提示されないのも癪なのであれこれ推測するのが楽しいです。
本作の完全調書が映画公開当時、出版されており歴史年表やブレアに伝わる魔女伝説など映画本編よりこっちの方が面白いです。
ブレア・ウィッチ・プロジェクトという世界観にどっぷりはまれます。
そして結局なんだったのだろうか?本当にこの森に住む魔女による犯行だったのだろうか?それとも森に潜む殺人鬼による犯行?
面白い解釈あって三人組は過去の惨劇あった森に迷い込んでしまったので脱出できなかったなど(ラスト、本来なら焼け落ちているはずの殺人鬼が住んでいた廃墟の館が登場するのはそのため)
いかに本編の世界観に浸れるかどうかで評価わかれますね、個人的にはこうゆう脳内妄想できるホラーは好きです。
気持ち悪いです。手振れがすごいので乗り物酔いする人は見ないほうがいいかもしれないです。

あまりハマらなかった映画

有名なホラー映画の作品で名作と名高いものだったので見てみたのですが、あまりホラーという感じはしませんでした。

確かに「ブレア・ウィッチ」という魔女伝説を元にしたドキュメンタリー映画を撮影しようとした学生たちが行方不明になるというのはホラー要素ではあるのですが、物語の核心には触れることなく進んでいくため、学生三人の周りで不可解な現象が起こっているのは確かなのにその理由も何も分からぬまま終わってしまったので、消化不良の感が否めず私にはあまりハマらない映画でした。

ブレア・ウィッチ・プロジェクトは学生三人の残したフィルムを森で見つけ、それを再構成して映画化したという設定なので、謎が解けぬまま終わってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、魔女の姿すらほぼ出てこなかったので、インパクトに欠ける部分もありました。

ドキュメンタリータッチでホラー映画を撮影するという手法は当時としては目新しいものだったので、それは評価に値すると思うのですが、昨今ではその手法を使ったものも増えてきており、それらと比べるとどうにも弱いという感じがします。

またずっと森の中の映像であり、一応魔女の存在に怯えていたりもしていましたが、そもそも魔女を題材に映画を撮ろうとやってきているので、怯えるというのがおかしいという気もしました。ずっと同じ森の場面なので、段々と飽きてくるし、盛り上がりにも欠ける構成だったので、なぜこれほど有名になったのか首を傾げたくなるほどでした。

怖さを感じることができなかったブレア・ウィッチ・プロジェクト

この映画は前評判からかなり怖いといわれており、かなり期待していました。

当時はまだ珍しかったドキュメンタリータッチの手法を使ってそれがまた余計に怖さを煽っているということでホラー好きの私としては見る前から内心かなりワクワクしていたのです。ところがあまりに期待しすぎていたためか、観終った後には期待はずれ感が否めませんでした。さんざん怖いと煽られていただけに恐怖シーンがまったくなかったことにかなりがっかりしてしまったのです。

ラストまでほとんどこれといった何かが起こるわけでもなく、ただ人が減るだけです。もちろんそうなるには何かが起こっているわけなのですが、それが伝わりにくいのです。

なのでもう少しラストまでに何か大きなことが起こってくれても良かったのではないかと思いました。

それでも何かあるだろう、さすがにこのまま終わるわけはないはずだと思いながら観ていましたが、ラストのシーンは印象的ではあったものの私がそこまで怖いとは感じませんでした。

そういったことでこの作品は本当に何の予備知識を持たずに観る作品ではないかと思います。本当に謎のフィルムが発見され、それを見ているというのであればこのような終わり方でも良いと思いますが、ドキュメンタリー手法を使った映画だとわかって観れば、どこに怖さを感じればいいのか逆にわからないくらいです。

ただまだ誰も行なっていないような手法を使って撮影したということには素直にすごいと思います。

映画の枠を飛び越えて話題になった傑作

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は1999年に公開された作品です。

非常に低予算で製作されたにも関わらず世界的大ヒットとなった映画ですので、ホラー好きの方なら名前を聞いた事があるかもしれません。

簡単に作品を説明すると「魔女伝説の取材をドキュメンタリー映画にしようとしたアメリカの若者が謎の怪奇現象に遭遇して消息を絶ち、後日発見されたビデオのフィルムを編集したのがこの映画である。」という設定の疑似ドキュメンタリー風ホラーです。

この作品の面白さは、なんといっても疑似ドキュメンタリーの演出によって観客があたかも登場人物達の恐怖体験を追体験しているような錯覚を感じてしまう部分にあるでしょう。

例えて言うなら、事件の被害者が残したノートを発見してそれを読むホラー映画や推理小説の主人公の立場に観客がセッティングされた状態になるのです。

映画の中の映像は登場人物の誰かがカメラを回しているその瞬間であり、その視点は常に登場人物の主観としてスクリーンに映し出されます。その映像を観ているうちに観客自身が登場人物とシンクロしていき、登場人物の感じる恐怖が観客の恐怖へと昇華されていくのです。

次々と起こる不可解な現象。混乱していく登場人物。その1つ1つを観客が追体験していき、映画の中に惹き込まれて行くのですが、それが映画の中だけにとどまらない状況へと観客を導いていきます。

ネタバレになってしまうので核心的な部分には触れませんが、この映画を最後まで観た時にほとんどの観客が「一体どういう事なの?」という謎を突き付けられ、その謎の正体を知りたいという好奇心に支配されてしまうのです。

当時の観客達はインターネットや関連書籍で謎の核心に迫ろうと血眼になり、映画という枠を飛び越えて現実の世界で「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の虜となってしまったのでした。

そんな異質な魅力の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と楽しむためには、とにかくまず予備知識無しで映画を観てみる事をお勧めします。映画を観終わった後に頭の中で「?」マークが浮かんだならアナタが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の虜になった証拠です。あとは好奇心の赴くままにインターネットで情報を調べ、関連書籍を読み漁り、心ゆくまで好奇心を満たすべく謎解きをしましょう。

映画が映画で終わらない。そんな摩訶不思議な作品。それが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」なのです。

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