レスリー・チャンの遺作

この映画はホラー映画でございまして、投身自殺した主演のレスリー・チャンの遺作だそうです。
ですが、私がこの映画を見たのは、たまたま夜中にテレビつけたらやってましたとかいうきっかけで、
主演のレスリーのことも、彼が亡くなっていることもまったく知らなかった私なので、ファンの人たちみたく彼と映画を重ねてみてしまうということは無かった。
ですが、そういったものを抜きで、この映画は「怖い」よりも「泣ける」映画だと思います。
和製映画に見慣れているせいか、ホラーに感動やストーリーなど期待して見てはいなかったのですが、この映画はただ後味が悪く怖いだけのホラーとは全く違います。
ホラー部分はですね、あんまり怖くないですw
怖がらせるだけなら日本やアメリカの方が得意。
この国の人はこういう演出が怖いのかー、って思うようなラストの勢いでした。
個人的には逆に笑ってしまったくらいです。
だからもう、怖い映画っていうより、泣ける映画。
ジムが我に返ってすべてを思い出すところと、最後の屋上のシーンは号泣ですたw
これはあくまで私の意見ですが、私はこの映画を「幽霊モノ」だとは思ってません。
個人的な解釈ですが、ジムが見たものは、彼自身がヤンに説いた通り、彼の精神が作り出した幻覚ではないかと思っています。
忘れようとしたり、でも忘れてはいけないと思っていたり、それでも忘れたりしながら、彼は必死で精神の均衡を保っていたわけです。
でもヤンと愛し合うようになり、心のどこかに残っていた罪悪感から昔の罪の意識を思い出し、結果的にあーゆう形に。
だから私はこの映画を幽霊映画だとは思いません。少女の霊が微笑んで消えたのは、彼が自分自身を許したからだと思ってます。

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