人形は、全世界共通なんだと思ったw

ソウの監督、ジェームズ・ワンがソウのシリーズ4のあとあたりに監督した作品。伊藤潤二の絶叫顔が見事に再現されております。よくこんな顔でリアクションとってるの見るもんなー…。
腹話術の人形がちょろちょろ出てきて不気味。
人形の不気味さっていうのは子供のころから日本人形とかマネキンで体験してるけど、この作品にでてくる腹話術人形っていうのも、交通安全指導で使われてるひろし君を含め、どこか不気味な雰囲気が漂いまくりです。
おおこわい。
ソウの監督、という知識を持ってしてみてしまったからか、人形とか胎児の死とか、ソウと共通する恐怖の原点みたいなものがチラホラ。
潜在意識の中になにかあるのかしらね、なんて思ってしまう。
ホラー映画監督らしく、映像の細かいところまでキメが整っているし、幽霊のメアリー・ショウを演じているブロードウェイ女優もすばらしい。
でも、ちょーっと残念だったのが、ストーリー展開をいくぶんはしょりすぎた部分もあって、説明不足になってしまう分、つじつまの合わせ方が強引と思えてしまうところも。
DVDにはAlternative OpeningとAlternative Ending、要するに、別バージョンのオープニングとエンディングが収録されていて、それを見て、なるほどー、って思う感じw
インパクトは本編のほうがあるけど、むしろそっちにすりゃーよかったのに的な。
とはいっても、映像的にもお話的にも、そこそこ楽しめるホラー映画です。

腹話術を題材にするという発想はなかなかいい

人形系のサスペンス+ダークファンタジー。

ホラーはホラーなんだが、B級ではない。

恐い作品にしよう!!という意気込みはよく伝わってくる。

ただ、それに傾倒し過ぎて、遊び心が全く感じられない。

恐いんだけれども、退屈。

出来の良すぎるオバケ屋敷みたいだ。もう少し温かみが欲しい。

脚本が悪いせいか、それとも監督の若さや真面目さのせいか、非常に残念。

ストーリーは、超常現象を織り交ぜながら、サスペンスとして無難な線をなぞっていく。

都市伝説的な作品というのはたくさんあるし、別に斬新というわけでもない。

しかし超常現象とサスペンスという、お互いに相容れないものをミックスした事には、素直に敬意を払いたい。

これって、すごくチャレンジャーじゃないだろうか。相性最悪のジャンルだと思う。

もう一つのエンディングも観てみたが、本エンディングと似たような後味の悪さ。

どうせなら、思いっきりテイストの違うやつを入れて欲しかった。

これじゃ、両エンディング印象に残らず共倒れだ。

腹話術を題材にするという発想はなかなかいいと思う。

しかし、同じ腹話術を扱った作品なら『チャイルド・マスター』の方が楽しめた。

(世間の評判は、恐らく『チャイルド・マスター』の方がズタボロだが)

無機質な人形というのは、何だか面白味がない。

人間らしさがあった方が、キャラクターに愛着が持てる。

粗はないが、無難すぎてインパクトに欠ける。

キャラ1人1人の個性を強めてみるとか、あと一工夫欲しい所だ。

腹話術ホラー

「ソウ」の監督による、腹話術ホラーです。

不気味な腹話術人形が盛大に登場するばかりか、とんでもないもので腹話術を披露する場面まであります。

序盤でイチャイチャしてる夫婦の奥さんが突如舌を抜かれ、とんでもない顔になって死んでしまうシーンはなかなか怖かったです。

これからどんな話が展開するのかと思っていると、その先の展開はどこかで見たことのあるようなものばかりで、次第に退屈になってきます。

主人公の奥さんは序盤で派手に死んでしまい、後は死んでもどうということのない人間ばかりのため緊迫感もないし、犯人は明らかに幽霊や化け物の類のため犯人探しの楽しみもありません。

「もしかして、これって結構馬鹿馬鹿しい話なのかな?」と思えてきました。

どうも監督は、昔の正統派ホラーを意識したようです。

「ソウ」とは別物の映画をあえて作りたかったのでしょう。

いかにも「お約束」なシーンが続くのも、狙ってやったことなんでしょうね。

しかし、こちらとしてはそれが見たかったわけではないため、「もうそういう映画なのは分かった。眠いからそろそろ終わってくれないかな〜。」と思っていると、最後にとんでもない事実が明かされ、「ソウ」とかが好きな人が喜びそうなシーンが登場します。

この辺が監督のバランス感覚なんでしょう。

確かにここの異常性はユニークでした。

少し違いますが、綾辻行人の「びっくり館の殺人」を思い出しました。

この本は児童向けなのに、やたら悪趣味な内容で大いに呆れましたが。

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