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スカンク・エイプ(英:Skunk Ape)

スカンク・エイプとはアメリカ合衆国、フロリダ州エバーグレーズ国立公園で目撃が報告されている類人猿型の未確認動物を指す。
初めてスカンク・エイプが目撃されたのは19世紀初頭頃といわれている。
1960年代にフロリダ州東部にて、赤褐色の体毛で覆われた謎の生き物が出没するという目撃情報が相次いだ。
1998年と2000年にもフロリダ州で目撃情報があり、この時はその姿を撮影されている。
近年も目撃情報が数多く寄せられており、1997年と1998年には望遠ではあるが写真が撮られている。
フロリダ州だけではなく、ジョージア、アーカンソー、テネシーの各州でもスカンク・エイプと思われる未確認動物の目撃情報が寄せられている。

特徴
その名前の通りに強烈な異臭を放つという特徴を持ち、腐った卵とメタンのような悪臭を放つといわれ、強烈な刺激臭のためまともに目を開けていられないほどだという。
この強力な異臭が名前の由来であり、スカンク(skunk)のように臭い類人猿(ape)という意味である。

外見
目撃者より報告された情報によると、スカンク・エイプの外見はオランウータンに近く、全身を赤また赤褐色の体毛に覆われている。
体長は約2mほどで、体重は推定150㎏以上。
直立二足歩行で歩くことができ、足跡の大きさは長さ35~45cm。
足跡や排泄物が発見されており、排泄物を分析した結果、リマビーンズという豆を常食している事が分かったという。

近年の目撃情報
2014年5月26日、アメリカ合衆国・フロリダ州のフォート・ホワイトにBCクォーターサークル牧場がある。この牧場の管理人ジョン・バード氏が米国ABC系列のWCJBテレビの取材に語ったところによると、牧場の近くに住む男性がスカンク・エイプを見たのだという。
目撃者の男性の話では、樹木に着生しているスパニッシュ・モスを食べているスカンク・エイプを目撃。その餌付けにも成功したというのだ。
男性はスカンク・エイプに、サツマイモやオオバコを与えているという。

スカンク類人猿研究本部
スカンク・エイプの目撃情報が多く寄せられているアメリカ合衆国フロリダ州エバーグレーズに、シーリー(Shealy)兄弟が世界で唯一のスカンク類人猿研究本部を開いている。
シーリー兄弟によると、スカンクエイプの強烈な悪臭の原因は「彼らは地下のワニ巣のエア・ポケットに隠れる。彼らの体は多くの臭い(メタン)を吸収する。その場所は暑く、スカンク・エイプは汗をかくが入浴しないためだ」と語っている。
敷地内にはスカンク・エイプの像があり、スカンク・エイプ関係のお土産も購入することができる。
・スカンク類人猿研究本部(トレイル湖キャンプ場)
住所:40904 Tamiami Trail, Ochopee, FL
営業時間:デイリー 9:00~17:00
入場料:大人5.00ドル

正体について
一番有力視されているのはオランウータンの誤認説である。スカンク・エイプはビッグフットと同じように写真を撮影されているが、それによるとスカンク・エイプはビッグフットとは異なる体型をしているが、全体のシルエットとしてはオランウータンのような形をしている。
また、すでに絶滅したギガントピテクスの生き残や、未発見の大型霊長類ではないかという説もある。