タ・プロームの恐竜レリーフ

タ・プロームの恐竜レリーフ

英名:Dinosaur relief of Ta Prohm
世界各地では人間と恐竜の共存を思わせるような遺跡や工芸品などが発見されることがあるが、タ・プロームの恐竜レリーフはそういった遺物のひとつである。

カンボジアにあるアンコール遺跡の中に、タ・プロームという寺院がある。
12世紀末に建築されたと思われるこの寺院は、15世紀におけるクメール帝国の崩壊後、他のアンコール遺跡とともに放棄、無視されることになる。
荒れ果てたアンコール遺跡は16世紀にポルトガルの冒険家とカトリックの宣教師によって再発見され、その多くは19世紀から20世紀にかけて復元された。
映画「トゥームレイダー」の撮影に使われたことでも有名になった遺跡でもある。

タ・プローム遺跡は石像やレリーフに富んだ遺跡であり、そのほとんどが灰色の砂岩に彫られた華やかな彫刻で覆われている。

彫刻には装飾的な文様が刻まれ、サークル中央にはサル、シカ、水牛、オウムなどのおなじみの動物の姿が彫られている。

浅浮き彫り彫刻などで寺院の壁に刻まれたレリーフの中心には、多くの神話上の人物や神々、動物などさまざまな種類が描かれている。
人の形をしたレリーフたちが多少曖昧であるのに対し、動物の彫刻は水鳥、オウム、シカ、サル、水牛など、グループレベルで識別することが可能である。
その彫刻群の中に、問題のレリーフがある。
クロードジャックとマイケル・フリーマン(1997、1999)の二人によって彫刻の中に奇妙な動物の姿が絵が描かれていることに注目したのである。
「ステゴサウルスに印象的な似ている」と述べられたレリーフは、飾り彫りのの中心に太古の昔に絶滅したはずの恐竜・ステゴサウルスによく似た生き物の姿が刻まれていたのである。
タ・プローム遺跡が建築されたであろう時代は12世紀。
すでに恐竜は絶滅し、この時代の人々がステゴサウルスの姿を知るすべはなかったはずである。同じようにレリーフに刻まれた動物はすべて実在するものたちであり、彫刻の作者が実際に目で見た生き物を彫刻していると考えられる。
ステゴサウルスのレリーフはヒンドゥー教の神インドラなどと同様の方法で洗浄され、しっかりとクリーニングが完了している。

しかし一部の批評家はこの「ステゴサウルス」は現代のいたずら者によって彫られたり変更されている可能性があると示唆している。

注目を集め続けている「ステゴサウルス」の彫刻だが、専門家の間では実は彫刻家がステゴサウルスを見たことがないのではないかというのが、有力になっている。
彫刻と実際のステゴサウルスの間にはいくつかの明白な違いがあり、テールスパイクの欠如、頭部の大きさや形状、角の見掛けの存在、および本体と脚の比率など解剖学的にも問題がある。
そのため実際に存在した動物、なかでもサイまたはカメレオンとの互換性が高いことから、本来はそれらの動物が彫刻され、現代の人間によってステゴサウルスだと誤認されているのではないかとも言われている。

しかし近年では、ドン・パットン、カール・ボー、デニススウィフトをはじめとした若い土創造論者によって、彫刻に描かれたステゴサウルスのような恐竜が、千年前の人間と一緒に住んでいたことを証明していると主張している。

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こういうのスゴイ気になる。