人面犬

~人面犬の概要~
人面犬とは、1989年から1990年にかけてブームとなった、人間の顔を持ち、さらに人間の言葉を話す犬の姿をした妖怪の類である。
近年では都市伝説上の生き物として語られ、多くに知られているが、その歴史は意外と古いものでその目撃談などは江戸時代からあった。
当時の書物や伝承などから、人面犬が世間では見世物にされていた様子などが伺い知る事が出来る。
また、当時は性病を患った男性と雌犬が性交する事で性病が完治するとの噂があり、それを実行した事で生まれたのが人面犬の始まりだという都市伝説的な話しも伝わっている。
~人面犬ブームの背景~
これは、大きな要因としてマスメディアが挙げられる。
雑誌などから火が付いたのが人面犬ブームの始まりとされ、それを見た子供たちが噂をする事で爆発的に人面犬の存在が全国的に有名になった。
また、大人から子供に対し「こんな犬を目撃しなかったか」と聞きまわる事で都市伝説などの広まり方を調べていたという側面もあり、人面犬がブームになったのにはいくつかの要因が重なった事が分かる。
~人面犬にまつわる目撃談や噂~
先ほどは江戸時代に遡って、人面犬の背景について触れたが、ここからは近年のメジャーな目撃談について記載する。
1.深夜の高速道路で、時速100㎞で迫って来る。この時に抜かされた車は事故を起こす。
人面犬は非常に足が速い妖怪とされている事から、このような話しが広まっている。
2.繁華街などでゴミ箱を漁っており、そこの飲食店の店員や通行人などが声を掛けると「ほっといてくれ」と言葉を返し、その場を立ち去って行く。
この時に返される言葉は、この他にも「勝手だろ」や「うるせー!」「なんだ、人間かよ」などがあるとされている。
この目撃談が人面犬の噂の中で1番知られている内容である。
3.カップルなどに遭遇すると、非常に下品な言葉を放ってくるのでカップルは気分を害してしまう。
4.人面犬に噛みつかれた人間は、人面犬になってしまう。
これも人面犬を語る上では非常に有名な話しの1つである。
5.人面犬の顔つきの特徴は、中年の男性であるとされている。
これに関しては、リストラをされた事を苦にして自殺した男性サラリーマンの怨念が犬に憑依したからではないかとの説がある。
6.足が速いだけでなく、ジャンプ力もあり6メートルも跳んだと言われている。
~人面犬の正体とは~
上記のように、人面犬は様々な目撃談や噂の絶えないメジャーで人気のある妖怪である事が分かる。
しかし、この人面犬の正体についても様々な説が唱えられている。
まずは、妖怪の類であるとされる説。
それから、人間と犬との間に生まれたモノとする説。
これは今まで記述してきた内容で知られている。
他には、霊感のある人物にしかみる事が出来ないから霊的なモノであるとする説。
遺伝子操作による生物兵器だとの説、バイオテクノロジーによる産物であるとの説。
さらには、環境汚染による突然変異だとする説。
このように様々なシチュエーションによって、その正体に関する話しは多く語られている。
~人面犬と類似したモノ~
人面犬がブームになった当時、他にも人面魚や人面羊などが話題になった。
他にも、件(くだん)と呼ばれる半人半牛の妖怪や、伝説上の生物である人面獅子のマンティコア、ギリシャ神話に登場する女面鳥身のハーピー、誰もが知っているエジプトのスフィンクスなど人面犬と類似した生物は世界中でも数多く語り継がれている。

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