謎の生き物を見た話

集落の水引役をしていたおじさんが、生前に聞かせてくれた話。

おじさんは若い頃、仕事の関係で中辺路町というところに住んでいた。
近くに川があり、その頃は木で二本の橋をかけていた。
ある夜中、おじさんは田んぼに水が少ないので、川から水を引こうと、橋の方に向かっていた。
堤防から降りた時、何か黒い生き物が、水の中から上がってきて橋の上に乗った。そして再び「ドボン」と川に飛び込んで下流の方へ泳いでいったという。
「仕方ないから橋を渡ったけど、流石に気持ち悪かったよ。寂しかったよ。あれは、四つ足の感じだったな」
と言っていた。

中辺路町は、ゴウラ(河童)の話がたくさん残っていますが、おじさんが見たのもそれだったのかもしれません。

コメント怖い
0
4
  • コメント
  • 他の投稿