ひょうすべ、ひょうすえ、ヒョウスンボ

ひょうすべ、ひょうすえ、ヒョウスンボ

ひょうすべ・・それは、佐賀県や宮崎県をはじめとする九州地方にて伝承されている妖怪である。
ひょうすべは、河童の仲間だと言われており、佐賀県では、河童やガワッパ、長崎などでは、ガアタロの別名ともされているが、河童よりも古い時代からもうすでに伝わっているという説もあるようだ。

古代中国が起源とされており、水神、武神である兵主神であり、日本へ伝わったのは、秦氏ら帰化人と共に伝わったとされている。
元々は武神であるのだが、日本では食料の神として信仰されており、現在でも滋賀県野洲市、兵庫県丹波市黒井などの土地で、兵主神社に祀られているようである。
名称の由来は、後述の「兵部大輔」のほかに、海岸の時期に、渓流沿いを行き来しながら「ヒュウヒュウ」と鳴いていたことから名がついたとも言われている。
『各地での伝承』
・佐賀県武雄市によると、嘉禎3年(1237年)に武将・橘公業が、伊予国(現・愛媛県)からこの地に移り、潮見神社の背後の山頂に城を築いたが、その際に、橘氏の眷属であった兵主部(ひょうすべ)も共に潮見川へ移住したと言われている。
そのため、今現在でも潮見神社に祀られる、祭神・渋谷氏の眷属は、兵主部(ひょうすべ)とされている。
・春日神社の建設時には、内匠工が人形に秘術を用いて命を与え、神社建設の労働力としていたが、神社完成後、その人形達を不要とし、川に捨ててしまったのだった。ところが、その捨てた人形達が、河童に化けて、人々に害を与え始めた。
そこで、工匠の奉行・兵部大輔(ひょうぶたいふ)島田丸が、それを鎮めたことで、それに由来して河童を兵主部(ひょうすべ)と呼ぶようになったという説のようだ。
・潮見神社の宮司・毛利家には、「兵主部よ約束せしは忘るなよ川立つをのこ跡はすがわら」という、水難や河童除けの言葉がある。
菅原道真が河童を助け、そのお礼に河童たちは、道真の一族には、危害を与えないと約束をかわしたことが伝承の由来となっており、、「兵主部たちよ、約束を忘れてはいないな。水泳の上手な男は菅原道真公の子孫であるぞ」という意味の言葉なのだそうだ。
ひょうすべの別名は、ひょうすえ、ひょうすぼ、ヒョウスンボ、ひょうすんべなどがあるようである。
『ひょうすべの特徴』
河童の場合は、好物がキュウリとされているが、ひょうすべの好物はナスだと言われている。
初もののナスを槍に刺し、畑に立てて、ひょうすべにお供えをするという風習があるようだ。
なす畑を荒らすひょうすべを目撃した助成が、全身紫色に変色し、病気になり、死んでしまったという話もあるようだ。
また、ひょうすべを見た者は、原因不明の熱病におかされ、周囲には伝染させるという。このように、人間に病気を流行させたりするという説もある。
文献によって、ひょうすべが笑うのにつられて自分も笑ってしまうと死んでしまうと言う話もある。
しかしこれは、逸話ではなく、作家・佐藤有文の著書『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』が元になっているとされている。
『ゲゲゲの鬼太郎でのひょうすべ』
登場作品「鬼太郎夜話」=七年に一度の深大寺のすき焼きパーティに参加した一人。姿だけ出ただけで名前は出ず。
登場作品「さら小僧」「妖怪大裁判」=さら小僧の仲間として登場。ほかの妖怪達と、さら小僧の歌を盗んだザ・ビンボーズ達を連れ去った。
また、妖怪大裁判では、傍聴席にいたり神輿を担いだりしており、地味に目立っていた。
登場作品「死神大戦記」=静養妖怪を向かい撃つための日本妖怪の一人として登場。天眼が現れるシーンでただ立っているシーンのみ。
登場作品「妖怪コンビ! わいらとサガリの巻」=鬼太郎の仲間として登場。スパイとして、わいらとサガリに殺されてしまう。しかし、死ぬ寸前に、火矢で、鬼太郎に伝えた。
どうやら、ゲゲゲの鬼太郎では、脇役やその他大勢的な存在として登場していた事がほとんどだったようだ・・

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