短編2
  • 表示切替
  • 使い方

夢の男

五年ぐらい前からかな、似たような夢をよく見ていた。

その夢を見る時は決まって何か悩み事があったりする時

特に内容がある夢じゃないんだけど決まって同じ男が出てくる

その男が出てくる夢を見たら悩み事が解決する、

そんな事が何回も続いてた。

なんか夢の中だけなんだけど妙にその男に親近感わいてきたりして、

でも

一年ぐらい前かなその夢を見なくなった。

最後は…

普段どおり布団に入り寝たんだ、

そしたらインターホンが鳴った

誰かな?って思って起きてドアを開けた

男がいた

男をもう見慣れたもんだったから、

今日はウチに来たんだって思ったぐらい

男が手土産で唐揚げ持ってきてたから二人で食べることにした

せっかく男がウチに来てくれたから皿に盛ってキャベツの千切りでも付けてあげようと思って台所に行って

冷蔵庫から余ってたキャベツを取出した

千切りしながら男の夢のおかげで悩み事が解決するからお礼言った

そしたら男が

「ちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよ」

って連呼しだした

急にだったからびっくりして男の方見たら

「ちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよちがうよ」

って狂ったように首を振りながら近づいてきた

コワイッ

て思ったら目が覚めた

男の夢にしては後味悪かった

起き上がって何気なく台所に行ったらビクっとした

千切り途中のキャベツがあった

怖い話投稿:ホラーテラー らららさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ