短編2
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ビビリになったワケ

今まで何度か投稿させて頂きましたが、その中で自分がいかにビビリであるかお分かり頂いていると思いますが、今回は自分がビビリになったワケを書きたいと思います。

それはまだ小学生5年生頃の事です。

ある晩寝ていると突然バッチリ目が覚めてしまい、何故かベランダが妙に気になり、障子を開けると・・・そこには・・・子供がいました。

青白い顔に真っ赤な瞳の子供が無表情で体育座りをして、どうゆうわけか敷布団を頭から被ってこちらを見ていました。

その時、底知れない恐怖が込み上げてくるのがわかりました。

見ちゃいけない、見ちゃいけない、見ちゃいけない、見ちゃいけない、見ちゃいけない!!

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!!

全身から汗が吹き出し、鼓動が早くなる。

頭の中では早鐘が鳴り響いていました。

それなのに子供から目が反らせない。

その時、子供が笑いました・・・いや、笑っているのは口元だけで、目は相変わらずの無表情でした。

『あぁ、俺死んだ・・・』

と思ったその時、自分の後ろから若草色の着物を着た髪の長い女性が現れ、自分の耳元で『大丈夫だからね』と囁き、子供に近付き、一言二言言い聞かせると二人とも消えていきました。

そこで記憶が無くなり、気が付くと何故か押し入れの隅で朝を迎えていました。

それ以降、その時の恐怖が忘れられず、今のビビリになったわけです。

たいして怖くもないし、文章も下手くそなので、皆様に伝わらないかと思いますが、個人的には死ぬほど怖かった経験でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 罪歌さん  

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