短編2
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すいません……。

これは私の友人から聞いた話です。

友人の視点で書きたいと思います。

私がいつものように学校から帰宅している時だった。

分かれ道で友達と別れ、進んで行くとある家の前で男が正座して頭を何度も下げているのを見かけた。

いわゆる土下座ってやつ。

最初は妻に何かしらの理由で家から追い出されて謝罪してるのかと思っていた。

私は横をスタスタ通りすぎた。

男は下を向いてただ何かを言っていた。

反省の言葉でも考えてるのかな。

私はそのまま帰宅した。

次の日、また男がいた。

朝はいなかったのに。また何かしたんだな。

私はやれやれと思い横を通りすぎた。

しかしまた次の日もいた。

その次の日もまたその次の日も。

私はさすがに変だなと思い、男に話しかけることにした。

「おじさん、妻に家追い出されたの?」

単刀直入に聞いてしまった。

私礼儀ないな…。

男はこちらを見ずただ頭を下げていた。

おじさんはまずかったかな…。

二十代後半くらいだし。

「あの、ちょっとそこのお兄さん」

男はこちらを見ない。

今度は若すぎか!

もういいや。

「あの!!どうしたんですか?」

男はこちらを見なかった。

正直イラッとしたが男が何を言ってるか聞くために耳を傾けた。

「すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません」

そう言いながら頭を下げている。

私はこの家の人に腹がたち、インターホンを鳴らしました。

「はい」

女の人がでた。

「すいません、通りすがりのものですけど、この人家にいれてあげてくださいよ、

こんな謝ってるんだから許してあげたらどうですか?」

「…………えっと何のことですか?」

女はおどおどしながら言った。

「家から出て自分の目で確かめてみなさいよ!」

ガチャ。

ドアが開く。

出てきたのは綺麗な優しそうな女の人。

いやいや、見かけに騙されるな私。

「あの、どちらにいらっしゃるのでしょうか?」

「ここよ、ここ!」

私は男がいたところを指さすがいなかった。

「!!。なんで!?」

「あの…」

「本当にいたんですよ!ここに!何度も頭を下げてすいませんって!」

明らかに私怪しい人だ…。

「若い男の人がここに…」

私は女の人を見た。

女は顔色変え、私の傍まできて男がいた場所にしゃがんだ。

「もう、許しますよ…」

女の人はそう言い涙を流した。

後書きへと続く。桜

怖い話投稿:ホラーテラー 桜さん  

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