後で友人が女の人から聞いた話はこうだった。
さっきまで謝っていた男は女の人の家の夫を車でひいてしまい二人とも亡くなってしまったのだ。
しかしその車には問題があることが判明したのだ。
男はそのことを知らない。
責任を感じていた男は許してもらえるまでずっとここで謝っていたに違いないと友人は伝えた。
「貴方のせいじゃないわ」
女の人は男のいた場所に言った。
友人はその次の日から男はいなくなったという。
終わり。
桜
まだ字数が余ってるので短いのを一つ。
学校で私は窓側の席だ。
授業も身につかずボーッと外を見ていると誰かが下に落下した。
慌て立ち上がり外を確認するが誰もいない。
しかも先生にこっぴどく怒られた。
心臓がバクバクしている。
私は今度は集中的に外を見ていた。
しかし何も起きない。
汗が頬を伝う。
「うわぁ!」
突然女が窓に張り付いた。
先ほど落ちた女か?
あちこちぐにゃっていた。
私なんかに目もくれず上によじ登って行った。
私は再び先生に怒られた。
それ以来私は怖くて窓を見れないのである。
次の席替えは廊下側にしたい。
桜
怖い話投稿:ホラーテラー 桜さん
作者怖話