続きです
開けた奥にはモルタルむき出しの昭和の香り漂う建物がいくつかと、木造の、説明しづらいけど旧校舎っぽい建物がある
校舎のように大きくはないけど造りがね
C「ほら見ろ!あったろうが!」
自信満々にいってくれるが、村というかんじでは
ない
俺「これ村か?建物も少ないし村とか集落ってより施設って感じだよ。なにより人がいないじゃねえか。建物も古そうだし使われてない戦時中の施設じゃねぇの?」
B「でもちょっと不気味だよね。建物の古さにしては妙にきれいってゆうか。何十年も人のてが入ってない感じじゃないよ。人が使わなけりゃこんなにきれいに残んないでしょ」
Bが変なこと言うもんだから3人とも黙ってしまったが、せっかくここまで来たし人の気配もないので建物を覗いてみた
中は、窓がくすんで見えにくいが昔の学校にありそうな椅子がいくつかと、これまた昔の学校にありそうな木製の大きい机がある
イメージとしては理科室っぽいなという感じだった
Cが入ろうと言うので扉前にまわると南京錠が付いているすんげー年季が入ってそうなのが
錠前は建物の外観とは違い錆ついていて、鍵があったとしても開くとは思えない。
窓にも鍵。どうしたものかと思っていると、派手にガラスの割れる音が
Bが銃の持つとこ?で窓を割っていた
俺「おい・・俺たちは中学生か」
B「まあいいからよ。このまま中も見ないで帰れないだろ」
Bが窓のカギを開け、3人は窓から侵入。中はきれいだった。昨日掃除しましたみたいな。
全員がまずいなーと思ってたと思う。
扉が使えないならここに入る手段はなかったはずなのに
しかも椅子には花束。
きれい。全然しなびてない
俺「もう帰ろうよ。人が来てるだろ。どう見ても。きてなかったらもっとやばいよ」
C「そうだな。とにかく出よう。でもその前にコンクリの建物も見てみようぜ」
B「もういいですよ。帰りましょう」
3人が話しながら窓を乗り越えると
ねぇ
と声がした。ビクッとして振り向くと女の子がいた6歳くらいの
3人が一斉に振り向くと
建物から顔だけ覗かせている
それ
Bの拳銃を指さして言って続けた
それがあればね あいつらうつの みんなを-
女の子が言い終わらないうちに俺らは走った
全力疾走。振り返ると女の子が追いかけてくるのが見えた
C「撃て!B!」
B「いやだ!人間だったらどうする!つーか立ち止まるのはやだ!」
C「人間のわきゃねーだろうが!」
俺は何度か転びながらも無言で走り続けた
しばらく走った後、振り向くと女の子の姿はない
いきなり走ったからか
俺は吐いた
BもCももう走れなそうだ。
そのままとぼとぼ下山した
次で終わりです
怖い話投稿:ホラーテラー Aさん
作者怖話