短編2
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優しい婆ちゃん

俺はお婆ちゃん子です。小さい頃は両親よりも、かなりお婆ちゃんに甘えたりするぐらいのお婆ちゃん子です。

お婆ちゃんは両親が弟が生まれて俺をほったらかしにする事が多く、

いつも寂しい思いしていましたが、そんな俺をお婆ちゃんは優しく…時には厳しく接してくれて、そんなお婆ちゃんが大好きでした。

俺が成人しても、お婆ちゃんは変わらず優しくしてくれて

俺も出来る限りお婆ちゃんが優しくしてくれた分、お婆ちゃんが大好物な食べ物や花とかを買ってきて喜ばせてあげました。

でも…そんなお婆ちゃんも寄る年波にも勝てず亡くなりました。

仕事で失敗しても、女性に振られても、嫌な出来事があった話を聞いてくれて慰めてくれた婆ちゃんを心の支えにしてた分、

亡くなった時のショックは大きかったです。

葬儀が終わってしばらくは仕事に身も入らなかったし、家に帰ってくるたびに涙を流しまくりました。

亡くなって一年経ったある日に、お婆ちゃんの誕生日も近かったので、プレゼントに花を買ってきて、それを生けて仏壇に供えました。

その日の晩にお婆ちゃんが夢枕に現れて、俺にお礼を言ってくれました。

夢から目が覚めると枕を涙で濡らしてまして、夢のことを思い出し仏壇に行って見ると

雑に生けてた花が綺麗にされてました。

俺は勿論のこと家族(と言っても親父しかいてません。)は誰も花瓶は触ってません。

「雑に入れたから、きっと綺麗に直したんかな。」

と、納得して仏壇に手を合わせました。

別の日に出張で家を空けて、しばらくしてから帰ってきた日に

帰って洗濯物を洗い、風呂場を掃除して飯の支度して…と色々やってかなり疲れて、布団に寝転んで眠りにつきました。

しばらくしてから夢枕にお婆ちゃんが現れて、

「○○(俺の名前)お帰り。出張で疲れたやろ…ゆっくり眠りや…。」

と言ってくれました。

お婆ちゃんは亡くなった後でも俺を心配してくれて、俺の心の支えになってくれてます。

ただ一つ問題がありまして夢枕であうたびに、

「○○、早く結婚して曾孫見せておくれ。」

と……御願いしてきます。

婆ちゃん……ごめんね。

おしまい。

怖い話を期待した人には申し訳ありませんでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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