短編1
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鏡の女

その日僕は不思議な人を見たんだ。

高校3年の夏、当時の僕は毎日夜遅くまで最後の大会に向け練習をしていた。

その日も帰りの電車は10時25分発、慣れ親しんだいつもの電車だった。

毎日同じ電車に乗っていると、同じ時間に乗る人の顔を覚えてくる。

けどその日は少し違った。見たことのない女の人がいたんだ。

普通の格好ならなんとも思わなかったんだろうが、見るからにその格好は変だった。

大きな縦長の鏡を、まるで身を守るように鏡の面を外側に向けて持ち、背中にも大きな鏡をしょっていた。

しかも、真夏だというのに季節はずれの全身厚着。

夜だったしなにより他に人がいなかったのもあり、怖くてできれば近づきたくなかった。

でも僕が乗る電車は反対側のホームなのだ。

だから、階段を使いその女と同じところを通らなければいけなかった。

しかし時間も迫っていたので、迷っている暇もなく、仕方ないのでなるべく離れて通ることにした。

その時だった……。

※もしよければ続けさせて頂きます。

下手な文ですいません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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