久々に遭った友人と、居酒屋で飲んだ日の事です。
次の店へハシゴしようと、店を出たあと、
飲食店街のすぐ近くにある幹線道路で
手を挙げてタクシーを呼び止めました。
少し小雨の降る天気でしたので、
すぐ後部座席へ乗り込み
「○○まで」と運転手に伝えました。
自分に続き、すぐ友人も僕の脇へ乗り込みましたが
運転手の隣の前座席にも誰か乗り込んで来ました。
(運転手の知り合い?)と思いましたが
酔っていたし、仕事で最近疲れてたせいもあり
面倒臭いので、目的に着くまでうとうとしてました。
目的地に着き、まず運転手の横、
前座席に座っていた人が最初に出て行きました。
続いて、僕が金を払って出て、次に友人が出ました。
その間際、運転手さんに
「前座席に乗ってた人、知り合いですか?」と聞いたら
逆に運転手さんは、僕らの連れだと思っていたそうです。
(え?)と思いましたが、
その時、既に先ほどの前に乗っていた方は
どこかに移動して居なくなっていました。
一体、あの人は誰だったんでしょうか。
タクシーだし、人数で料金は変わらないですけど、
今考えても気味が悪いです。
怖い話投稿:ホラーテラー Mid likeさん
作者怖話