短編2
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ムラサキババァ

俺が小学生の頃、学校では「幽霊・妖怪ネタ」が流行っていました。

ある休み時間、俺は全く知らない子たちに捕まり、ムラサキババァを呼び出すための生贄。もとい犠牲者にさせられました。

実験の方法は、

1:まず俺がトイレの室内に入り、カギを閉める

2:外にいる奴らが変な呪文をとなえる(よく覚えていない)

3:便器の水を流す

そうすると、ムラサキババァが出てくるとか、ドアに鎌の形が浮かび上がる、とか・・・(って!あいつらは俺を何だと思ってたんだ!?)

いよいよ実験開始。

やらないと返してくれなさそうなので、しょうがなく実行。内心涙目w

便所の水を流して終了。

なにも起こらなかったので、奴ら残念 俺歓喜!

何も無かったので、奴らは早々に帰ってしまった。

が・・・、残された俺。

焦る・・。

鍵が開かない!!?

ビクともしない。

しかも、ババァの声が聞こえてきた!

{何色が好きだい?」

俺も怖い話が好きだったので、噂は多少聞いていた。

要は、ババァの分からない色を言えばいいのだ。

考えている途中、首筋に冷たいものがっ!!

くぁwせdrftgyふじこlp;@

とっさに、図工で使う絵の具で印象に残っている名前を吐き出した。

「エ、エメラルドグリィィーン!!」

さすがのババァも吹く回答だった。

日本妖怪が外国語が分かるはずも無く、俺はババァから解放された。

もう二度と会うことは無いと願っている・・・。

くだらない話ですいません。

でもこれは、俺の実話を元に、ネタにしています。

こういうジャンルの儀式、実験は、うかつに手を出さないほうがいいと思いました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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