短編2
  • 表示切替
  • 使い方

ばばぁが怖い

先に言っておきますが、私は馬鹿なんで文章が下手です。

私たち家族が団地に住んでいた頃の話です。

私たちが住んでいたのが102号室。

部屋を出て左隣は101号室で、いつも煙草を吸ってむせまくってるじぃさんといつもやたらとキチガイの様にキレてるばぁさんが住んでた。

休みの日には、近所に住んでるらしい孫が一人で泊まりにきていた。孫にも理不尽にキレまくってた。

私はじぃさんの方は、いい人で大好きだったが、ばぁさんの方は近所にいてる野良猫に石を投げたりするから嫌いだった。

ばぁさんは変な人だと思ってたが、更に変だなと思う出来事が起きた。

私の住んでた団地は部屋の中に入ると携帯の電波がかなり悪くなった。

だから私は電話はいつも部屋の外に出て、じじばばの部屋の横にある階段に座って電話してた。

その日も、夜の一時くらいに電話をしてた。

電話が終わって帰ろうと思い立ち上がった。

じじばばんちの廊下に面する部屋の窓、部屋の電気が消えてる。

まぁ、夜中だから当たり前やけど。

やっぱ、こんな時間にこんなとこで電話してたら迷惑やなぁとか考えながら、じじばばんちの部屋の窓の前を通り過ぎようとした時、窓の方から気配を感じた。

恐る恐る、窓の方を見た。

「ひゃぁっ!!」

マジでビビった。

ばぁさんが窓際に立ってた。

ただ立ってるだけじゃない。

ギリギリのところ…

いや、網戸に鼻を押し付けて立ってた。

目を見開いて、視点がどこに向いてんのかも分からん感じで。

めっちゃ大声で叫んだのに、ばぁさんは微動だにしてない。

声をかけた方がええんかって思ったけど怖いからやめた。

早く帰ろうと思って自分んちの前まで早足で行って、振り返ってみたら、まださっき向いてた方向を見てる。

余計に怖くなって、急いで中に入った。

中に入ってすぐに、お兄ちゃんに今の事を話した。

「それ俺も夜中に何回か見たわ」

「めっちゃビビっで叫んだのに、いっこも動かんかったわ」

目撃されんのはいつも夜中

いつも立ったまま寝てんか…?

それも、目開けて…?

夢遊病?

いずれにしても、

あのばぁさんは普通じゃない。

怖い話投稿:ホラーテラー にゃーさん  

Concrete
コメント怖い
00
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ