短編2
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トイレの壁

小学校三年生の時の話しを一つ。

前もって言いますがあんまり怖くないので

それでもいいという方だけ見てください

俺は小学校一年生から母親と二人暮らしで

団地に住んでる、いわいる母子家庭ってやつだ

その日は確か土曜日だったと思う

親が朝から用事かなんかでいなくて

夕方まで一人で過ごさなきゃならなかった

あっでも留守番は慣れてたし

全然怖いとかは思わなかったよ?

まあちょっぴり寂しくはあったけどね。

若干脱線してすみません。。。

昼になってお腹も空いてきて

台所でお茶漬けを作ってテレビを見ながら

ゆっくり食べていた。

しばらくして食べ終わり

急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んだんだ。

ここで説明、、

俺の住む団地はトイレと風呂が一緒で

便座に座ると風呂場が目の前に広がる

あまりいい眺めじゃないけどね…

少ししたら腹痛も治ってきて

もうそろ出ようかと思ったときに

自分から見て、右側のトイレの壁から

『コンコン。』って音が聴こえてきた。

俺はなんなんだろうという思いから

しばらくぼーっとしていた

するとまた『コンコン。』って音がするので

右側の壁に『コンコン。』とノックを返してみた。

完全に好奇心からだったと思う

壁をノックしたあと何秒かして

なんとノックが返ってきた

一瞬驚いたけど、全く怖さとかはなくて

隣人もたまたまトイレに入ってて

暇かなんかでノックしてきただけだろう?と思い、

そんなに気にせず、その奇妙な?

やり取りを何回かしていた。

でも何回かやったあと

ノックが全く返ってこなくなった。

『なーんだトイレ出ちゃったのか』

と思い、俺も出ることにした

しばらくして夕方になり母親が帰ってきて

俺はすぐさまさっきあった事を母親に話した。

すると母親は俺に向かってこう言った

『それ本当?隣人さん、お母さん達が越してきた時からずっといないよ?トイレで寝ぼけてたんじゃない?』

その瞬間小さいながらもゾッとしたのを覚えてる。

それから怖い怖いと思いながらも

トイレに入る度に壁をノックするが

全くもってノックは返ってこない。

現在十八になった俺は相変わらず

母親と二人でこの団地で暮らしている

今はトイレに入っても怖さはないが

あの時のことは偶然だと思いたい。

全く文才無くて、読みづらかったと思いますが

最後までお付き合いしていただいてありがとうございます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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