短編2
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もうしない

これは私が中学二年の時のお話。

生きてくのが嫌になった私は自殺をはかろうとマンションの屋上にいた。

(当時はマンションに住んでいました)

靴を脱いで遺書をおき、飛び降りようとすると向かいのマンションにも女の人が立っていた。

あぁあの人も自殺するのかなとしばらく様子を見ていた。

その女の人は躊躇もなく飛び降りた。

「あっ」

私は向かいのマンションの下の方を見ると女の人がぐしゃぐしゃに潰れていた。

瞬間ゾッとした。

こんなに距離があるのに目が合ったような気がしたからだ。

私はすぐに部屋に戻った。

あんな形で死ぬのは嫌だな。

でもどうせなら苦しまないほうがいいな。

私は悩みに悩み、リストカットをすることにした。

これは簡単には死なないけど…。

見つからないように近くの公園のトイレに行った。

個室に入ろうとすると隣の個室からガタッという音がした。

瞬間下の隙間からダラダラ赤いものがでてきた。

血だ。

私はすぐ隣の個室を開けようとしたが開かない。

「うぅ」

うめき声がしてドアを体当たりした。

すると女がうつぶせで動かなくなっていた。

手首からダラダラ血が上る血が流れている。

私はすぐに救急車に連絡し、その場から逃げるように帰った。

意外と苦しいのかな。

でも苦しまず死ぬなんて甘いよね。

もう部屋で首を吊るをことにした。

ガチャ。

親にばれないようにしないと。

部屋にはいり準備をする。

ガタッ。

リビングから音がした。

「お母さん?」

行ってみると女の人が首を吊っていた。

私は怖くて声がだせなかった。

首にはもだえ苦しんだようなあとがある。

目は白目むいていて口からは舌がだらんとさがっていた。

急いで警察を呼ぼうとそばにある電話に手をのばした。

「…………まだわからない?」

振り向くと女の人が立っていた。こちらをを睨みつけている。

あっ、この人。

どうして気がつかなかったんだろう。

そう、今まで自殺をしようとしたたんびにあった人。

「な…」

女の人は

「自殺なんてするもんじゃないよ」

と言って消えてしまった。

私は動けずにいた。

どうしてあの人が私を助けてくれたかは私にはわからない。

ただ、その日から自殺をしようなんて思わなくなった。

その後、救急車の人と親に怒られた。

怖い話投稿:ホラーテラー 李沙さん  

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