短編2
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元カノとの思い出

タイトルはただのノロケっぽいがそうじゃない。

皆さんは本気の殺意に遭遇したことがあるだろうか?

オレが大学生の頃の話…。

4年前の出来事で、今では何が原因だったかさえ覚えてないような些細なことがきっかけで、当時の彼女と壮絶なケンカをした。

まずは言い合いから始まり、次に携帯を顔面に投げ付けられた。

(このときに手をあげてやり返さなかった自分は偉いと思う(´ω`)ワラ)

んで、最終的には包丁持ち出されて

「殺したる!」

って言われました。

あまりに必死過ぎて、ホント詳しくは覚えてないんやけど、とりあえず一旦アパートの外に逃げた。

追い掛けてきた彼女に再度、「殺したる!」って言われたときに、なんか知らんけど自分は意外に冷静やったんかなぁ…

逃げるより説得せなって思い、

「オレを殺したら、自分の親とかオレの親とか色んな人に迷惑かかるねんぞ」

って言いながらちょっとずつ彼女に近付いて行った。

そしたら何を思ったんか知らんけど

「それやったら自分が死ぬ」

とか言い出して、彼女は手首に包丁あてがった。

と同時くらいにオレも包丁奪い返そうと握った。

文章では表しにくいんやけど、当然彼女が包丁の柄の部分を握ってるわけで、自分は包丁の刃の部分を持つしかなかった。

普通に包丁を握り締めたら、指が落ちるまで行かないにしても絶対痛いはず!!

と思い、紙を持つように刃を親指と人差し指で摘んだんやけど、この持ち方がどうにもこうにも力が入らへんこと。

でも、まさに火事場の馬鹿力やったんやろな。

オレの指を包丁から振りほどこうとする彼女の抵抗にも負けず、なんとか包丁を奪い返した。

その頃には冷や汗なんか脂汗なんかようわからんけど、大して暑くもないのに汗ダックダク。

その包丁争奪戦のほんの5秒程の時間が今までの人生で最も恐怖したときだった。

拙い文章力でいまいち恐怖感が伝わらないのはすいません。

皆さんもヒステリックな彼女・彼氏には気を付けて。。。ワラ

怖い話投稿:ホラーテラー ユンボ乗りさん  

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