中編3
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友達じゃない友達

それは、今から3年前、私が高校3年生の時の話です。

その日私は、西寺真奈美(仮名です。

)という、近所に住んでる小学校からの友達と、帰宅の途中でした。

PM4時。

昨日、雨が降っていたので道には、水溜りがあちこちにありました。

水溜りの横を通りかかった、その時「あっ!」「どうしたの?」「やっば~い!携帯電話落としちゃった~!」真奈美が、携帯電話を水溜りに落としてしまったのでした。

「びちょびちょ~。

しかも起動しないし!」「壊れた?」「・・・多分。

」「どうすんの?」「ん~。

明日店で取り替えてくる~。

」「へぇ~。

」そのまま、私たちは家に帰りました。

   夜、私はなかなか眠れず、気がつくと時計の針は1時をこえていました。

その時でした。

「ピロリロリ~ン。

」携帯が鳴り、画面には真奈美の文字が。

「もしもし?何よ、こんな時間に?」「・・・行こう。

」「は?」「・・・心霊スポット、行こう・・・。

」「ちょっと、何いってんの?今マジで出るよ?幽霊。

それとなんか、元気が無いみたいだけど・・・。

」真奈美は昼とはうって変わり、消えそうな声だった。

「でも、今から行くの、メンド-だし。

真奈美の家。

」「・・・大丈夫・・・。

」「え?」「外・・・見て。

」私が窓を開けると真奈美の姿が。

「・・・いいよね。

」「えっ!そのでも・・・。

」「行こう。

」私はしょうがなく、行くことにしました。

場所は街外れで、有名な森でした。

心霊スポットとして・・・。

実際ここに私が立ち寄ったことはなく、おそらく真奈美も初めて。

なのにどうしてここに?私たちは森へ入っていきました。

「・・・石のほこら・・・。

」「何?ほこら?」「石のほこらに・・・出る。

」「場所は?」「森のずっとずっと・・・奥。

」「へぇ~。

ねぇ、やっぱ帰らない?」「・・・」返事はありませんでした。

「真奈美?」振り返ると真奈美はいませんでした。

「真奈美っ!」私は手に持っていた懐中電灯で辺りを見ました。

「だって、10秒前までしゃべっていたのに・・・。

」真奈美は跡形もなく消えてしまいました。

それから、ずっと探しましたが、どこにもいませんでした。

諦めかけたその時、・・・ガサッ・・・後ろから足音が。

「真奈美!?」振りかえりました。

しかし、誰も居ない。

しかし足音はこっちにむかってきています。

私は、逃げました。

しかし足音はついてきます。

おかしい・・・。

私はそう思いました。

まるで私をどこかへ、誘導してるみたいに・・・。

気がつくと私の前には石のほこらが。

足音は消えていました。

でも、後ろから恐ろしいことが・・・「行こう、行こう、行こう・・・。

」無我夢中で逃げました。

だって・・・だってその声は、真奈美の声だったから・・・。

気がつくと森から出ていました。

空は明るくなり時計を見ると、5時になっていた。

そのまま私は真奈美の家に行きました。

「真奈美!!!」母が出てきて真奈美を起こしてくれたので、そのまま私は真奈美の部屋へ直行しました。

「あ~夏香~おはよ~☆」テンションは戻っていました。

「おはよじゃない!!」「なにキレてんの?」「とぼけないで!なんで先帰るの?」真奈美はぽかんとしていました。

「行ってないよ。

」「え」「あたし、ずっと寝てた。

」「うそ・・・。

だって携帯かけてきたんじゃ・・・。

」真奈美は携帯を見せた。

「夏香だって知ってんでしょ?昨日水溜りに落としてこわれたの!」「じゃあ、昨日のアレ・・・。

」気分が悪くなった。

「真奈美、洗面所貸して・・・。

一緒来て・・・。

」洗面所に行った。

「夏香大丈夫?」ふと鏡を見た。

そこに、見えたのは横に居るのは微笑む真奈美。

鏡に映るのはあの心霊スポットに一緒にいった、恐ろしい顔の真奈美だった。

鏡の真奈美が口パクで何か言っている。

どこからか声が聞こえてきた。

「行こう・・・。

怖い話投稿:ホラーテラー 木村 夏香 (仮名です。

)さん  

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