短編1
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特養の夜勤 3

最後のお話です。

私は金縛りが続いて逃れられなくなると、最初は不安で恐怖に負けそうになります。

どうして…どうしてと思う…どうして俺の所に来る?

プチってゆうものではなく、ブチンッと何かがブッツリと切れた時に金縛りが解ける。

この時もそうやって必死で足掻いているうちに金縛りが解けて一気に『ガバッ』とベッドから飛び起きる事が出来たので、慌ててこの部屋を出ました。

流石にこの後は神経を尖らせたたままで夜を明かしました。

私は今でも時々金縛りにあいます。

前触れは『ピキィーン』と来る強い耳鳴り、その時は自分にまだ支配権が残っているうちに嫁さんに頼んで起こしてもらっています。

1人の時に金縛りに合った時には、心の底から金縛りに対して絶対の拒否反応を貫き通し、金縛りを解く事だけに神経を一点集中させて逃れます。

まともに金縛りに合って自然に金縛りが解けるまで待っていると、体験したくない心霊体験をした挙げ句に何とも言えない倦怠感に一日中さいなまれるので、今は必ず金縛りに深く落ちる前に逃れるようにしています。

-追記-

この施設で私は、2階の食堂のソファー、廊下のソファー、1階の休憩室、仮眠を取れる場所のどこで寝ていても金縛りにあいました。

人の生き死にの多い場所には、ずっとそこを離れられない人の思いが染み付いているのかも知れませんね。

怖い話投稿:ホラーテラー やんやんさん  

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