中編2
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右後ろの窓

先輩と二人でドライブをしていた時の話です。

その日はとても暑くて車の冷房をガンガンにしながら走っていましたが、あんなにヒヤヒヤしたのは初めてのできごとでした。

先輩とはよくくだらない話をするなかで、その日も最初はそういった話をしていました。

僕は喉が乾いたので、先輩にコンビニによってもらうよう声をかけました。しばらくしてコンビニにつくと、結構山の方に近づいている事に気づきました。まぁ、いく宛もなく適当にブラブラするのになれているので、少しぐらい山に入っても全然気になりませんでした。ドライブ再開。山の方に向かって車は動き出しました。

僕は当時つきあってた彼女から電話があり、しばらく話をしていました。気がつくと、先輩はかなり細い山道にはいっており、僕にはここがどこなのか全くわかりませんでした。

僕はそろそろひきかえしたほうがいいと思い、「先輩、そろそろひきかえ しませんか?」と声をかけましたが、先輩は無視。電話してたことを怒っているのかと思い、少しの間だまっていましたが、道は段々険しくなります。

僕 「ちょっ。。先輩。この道知ってて通ってるんですか?」

先輩「。。。」

僕「もぅ、べつんとこ行きましょうよ」

先輩「。。。」

そんなにおこらなくてもいぃのにと思いながら少しの間沈黙が続きました。すると先輩がいきなり急ブレーキを踏みました。

僕「うわぁー。なにするんですかぁ」

先輩 「?! ここどこな??。俺が運転してきたんか?」

僕 「なにゆってんすか?ひたすら人のこと無視するわ、急ブレーキ踏むわ。びっくりしますやん。」

先輩 「。。訳わからん。。とりあえず帰ろや。お前運転せぇ」

僕は運転を変わり、来た道を戻りました。

僕の運転中、しばらく沈黙がつづきました。

結構長い間、山の中を走っていたのか全然出口が見えてきませんでした。。。先輩はガタガタ震えており、小さな声でなにかをつぶやいていました。最初は聞きとれなかったのですが、曲を消してもぅ一度聞いてみました。

先輩「うし..ろ..を...みちゃ..いけな..い。」

僕はゾクゾク。。っと背中に冷たいものを感じながら思いっきりアクセルを踏みました。

後ろはみちゃいけない!みちゃいけない!と思いながら、ふとフロントミラーで右後ろの窓を見てしまいました。。

そこには。。。ベッタリとガラスにはりついた髪の毛の長い女が。。。。。

そこからはただただ必死で、先ほどのコンビニへと車を走らせました。僕は冷たい汗をびっしょりかいており、先輩はまだ震えていました。。。しばらくしてから二人とも落ち着き、車の外でタバコを吸っていました。ふと、さっきまで女がはりついていた窓を見ると。。。雨も降っていないのにそこの窓だけが濡れていました。。。あれから山は嫌いです。

怖い話投稿:ホラーテラー 丸ボロさん

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