中編3
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出してよ…

こんばんは。

今回は僕が実際に体験した話です。

誤字、脱字等あったらすみません。

あれは僕がまだ中学生の頃の話です。

その時の僕の部屋は、タンスや洗濯物だらけで、友達が来ても入りきれず、かなり窮屈な生活をしていました。

そんなある日、姉が一人暮らしをする為に家を出ることになり、チャンス!!と思い、母に相談して、姉の部屋に移動することになりました。すると妹が、

妹「私も一人部屋がいい!」

と言い出し、(妹は母と同じ部屋でした。)妹が僕の前の部屋に移動することになりました。

妹「お母さ〜ん、このお人形気持ち悪いし、怖いからどっかやって!!」

と言う声が聞こえました。確かに僕の前の部屋には、よくテレビで見るような日本人形がタンスの上に飾ってありました。

僕自身は、かなり前からその部屋を使っていたので、昔からある、その人形には全く興味がありませんでした。

(妹もいつもは生意気だけど、まだまだかわいいなぁ)

なんて考えてながら、自分の広い部屋に満足していると、うとうと眠ってしまいました。

すると夢を見たんです。その夢でも同じ部屋にいるんですが、はっきり夢とわかっていて、

(変な夢だなぁ)

くらいにしか思っていませんでした。すると

『コンコンッ』

僕『はーい』

『ガチャッ』

僕『?』

夢で部屋のドアがノックされて開いたのですが、誰もいない…って思ってよく見ると、小さな日本人形が立ってるんです。

人形『なんで?』

僕『は?』

どこかでこの人形…あっ!前の部屋にあったヤツだって思い出しました。

人形『だからなんで?』

僕『なにが?』

人形になにを問われてるのかわからず、考えていると

僕『…』

人形『だからなんで遊んでくれなかったんだよぉ!!』

僕『いゃあぁひゃ〜!!』

人形『出せえぇ!!』

人形が物凄い形相で迫ってきて、恐怖のあまり、夢の中で失神すると目が覚めました。

汗びしょびしょで時計を見るとまだ夜で、寝てから一時間くらいしかたっておらず、急いで母の所に行きました。

僕「ちょっと、あの、あれ、人形どこやった!?」

母「人形?あぁ、あれなら物置しまったよ。」

僕「ちょっと、あれ出して!」

母「なんでよ、あっ欲しかったの!?笑」

僕「違うよぉ!泣 人形がさ…」

と母にさっきみた夢を話すと、

母「たかが夢でしょ。笑 面倒くさいから自分で出したら。笑」

とまったく聞いてもらえず、さすがに人形を自分で出す勇気はなかったので、その夜はいろんな友達に電話して、寝ないように過ごしました。

すると朝方、まだ7時前から、ちょうど今の部屋の真下の物置から

ガサガサッ

って音が聞こえました。

(勘弁してよぉ、、泣)

って思ったんですが、もう学校に行く支度をしなきゃいけなかったので、恐る恐る一階に降りて物置の方を覗くと…

母「あっサボ…」

僕「…何してんの?」

母「…お母さんの夢にも人形が出せって出てきた…泣」

半泣きの母がパジャマのまま人形を引っ張り出して応接室に飾ってました。笑

人形よ…出るならしまえと言った妹の夢に出ろよ。笑

ありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー サボさん  

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