−ネットユーザーの戦い−

中編3
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−ネットユーザーの戦い−

朝早くにも関わらず家の外が騒がしい。

気になったAは窓から外を見た。

Aはア然とした。

外で行われていたのは撃ち合い。

使われているのはエアガンなどではなく実銃だ。

一人のババアがショットガンを手にしている。

そのババアの視線の先には一人の若い男性がいて、サブマシンガンを手にしている。

男性がババアに向かいマシンガンを乱射した。

ババアは横に跳び、ショットガンのポンプアクションを華麗に決め、男性に向かい撃った。

数百発の細かい弾丸がショットシェルを飛び出して男性に向かっていく。

男性はそれをかわし、一瞬でマガジンに弾を入れる。

そんな光景を見ていたAは、なぜか参戦したくなった。

家にあったPSG-1スナイパーライフルを手にして2階の窓からババアに狙いを定めた。

スコープ内にははっきりとババアが見えている。

Aが引き金を引こうとしたその時だった。

ババアがAに気が付き、ショットガンを撃ってきた。

Aは危ないと思い、一瞬で後ろに跳んで多数の弾丸をかわした。

窓ガラスは粉々だ。

A「ババア!よくも俺ん家の窓ガラスを粉々にしてくれたな!」

ババア「黙れ」

そう言って再びババアはショットガンを撃ってきた。

Aはまたしてもそれをかわした。

そしてPCの電源を入れてある大型BBSにアクセスした。

2ちゃんねるだ。

Aは「2ちゃんねら〜」と呼ばれる2ちゃんねる住民に、参戦するよう呼び掛けた。

すると多数のレスが書き込まれた。

「やるお!」

「入れてくれお」

「場所は?」

「こういう子供騙しって馬鹿のやることだよね。みんな相手にしちゃダメダメよ」

「家にロケット砲あるから入れてくれお!!」

Aはレスした全員に場所を教え、最後によろしくとだけ書き、PCを閉じた。

10後、さきほどの2ちゃんねらー全員が集まった。相手にしちゃダメダメよ、などと言っていた奴も一応来ていた。

Aは全員を家に入れた。

「よろしくお」

「きたお」

A「いいか!ババアを倒せババアを!!」

2階の窓から全員で総攻撃した。

下の男性も一緒にババアを撃っている。

ババアはHP50000だ。

2ちゃんねらーには不思議とHPが見えるのだ。

総攻撃の末、ババアのHPは0になり、倒れた。

その瞬間、BGMが流れた。

パパパパーンパーンパーンパッパパーン

なぜかFFの音楽だ。

ババア・エクスデスを倒した。全員25000の経験値をもらった。

だがレベルアップした者はいなかった。

A「お前らよくやった」

下で最初戦っていた男性にも全員で「よくやったぞ」と言った。

どうやら男性も2ちゃんねらーらしい。

男性も合流し、全員で握手した。

なぜ朝早くからババアと戦っていたのかと男性に聞くと、どうやら2ちゃんねるで激しい議論をしたことが原因らしい。どうしても気が済まなかった二人は場所を決め、今回のような撃ち合いをしたという。

それがたまたまAの家の前の道だったのだ。

撃ち合いをした彼らはそれから大の仲良しになり、今でも2ちゃんねるで仲良く話をしている。

怖い話投稿:ホラーテラー 黒猫さん  

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