短編2
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母の体験談

今回は、家系の中で、最も霊感が強い私の母の話をさせて頂きます。

母は幼少の頃より霊を見ていたそうで、中学の頃には見える事が当たり前近くに居るのが当たり前だったそうです。

ある日、いつものように友達と遊んで居ると、小さな女の子霊が寄って来たそうです。

友達に気味悪く思われたく無い母は、その霊を無視していたのですが、霊はずっと着いて来たそうです。

暫くしたら飽きて離れるだろうと、差ほど気にせずにいたのですが、時間が経つにつれてその霊の見た目が、僅かに年をとったように見えたそうです。

最初は5歳ぐらいだったのに、8歳ぐらいに。

それは勘違いでは無くて、どんどんと確実に霊は時間と共に大人になっていき、最初は感じなかった危ない雰囲気も感じるようになりました。

そして友達と別れる事になり、母は霊が着いてくる事が嫌だなぁなんて思っていると、霊はなんとその友達に着いて行ったのです。

良かったと思う反面、友達の身が心配になり、追い掛ける事にした母は急いで友達の帰った方向を走ります。

そして、信号待ちして居た友達を見つけ、友達の名を呼んだ瞬間、友達は車に引かれたそうです。

母は愕然としました。

先程までは25歳ぐらいに見えた霊が、しわくちゃのお婆さんになっていて、その霊が友達の背中を押した瞬間もハッキリ見えたのに、体が動きません。

霊は友達を囲う人集りを背に母を見つめ、空洞のような口をちらつかせてニヤリと笑ったのです。

それを合図かのように消えたそうですが、その場には黒い残像のようなモヤが残ったそうです。

それからはそこで事故が多発し、死者も出たそうです。

母は霊が悪霊に成り下がる瞬間を見たと話してくれました。

その黒いモヤは縄張りの証なのだそうです。

友人は助かり、今でも仲良しだそうですよ。

長文失礼致しました。

怖い話投稿:ホラーテラー 咲っちょさん  

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