短編2
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呪いというもの

全国にはいろいろな心霊スポットと呼ばれる場所がありますね。

~で~をしたら呪われる、といった話も様々です。

トンネルの中で電気を消してクラクションを3回鳴らすと…とか、コックリさんの途中で指を離すと…とか。

今回私がお話しするのはそういった類の話で、否応なく「呪い」というものの存在を思い知らされた話です。

夏も終わりかけたある日、私たち2人は地元で噂の心霊スポットに出かけました。

そこは現在も人が住んでいる、一見してなんの変哲もない12階建てのマンションでした。

そこの屋上には、以前飛び降り自殺した男の霊がいると言われていました。

そして、そのマンションの屋上から1階までジャンプしたら呪い殺される……とも。

私も友達も霊の存在は信じていませんでした。

「呪いなんてねーよ。一緒にジャンプしようぜ」

いつもなら2つ返事でオッケーするものの、その日は嫌な予感がしました。

今にして思えば、それがシックスセンスというものだったのかもしれません。

僕が返事に戸惑っていると、友達は

「チッ、ヘタレが! 今から呪いなんてないってところ、見せてやるよ!」

そう言うやいなや、屋上から飛んで見せました。

僕は身を乗り出して上から見守っていましたが、友達が地面に着地した瞬間、脳みそや内臓が飛び出て、ただの赤い塊になっていました。

私は、やはり呪いというものは存在するんだ、遊び半分で霊を呼び出してはいけないんだ、と、いつまでも子猫のように小刻みに震えていました。

怖い話投稿:ホラーテラー コピラーさん  

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